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「美味なるものには音がある」 シャウエッセンⓇ 誕生40年を経て、「パリッ!!」とした食感が科学的に解明

キレのある音の構造は野球のホームランにも類似

日本ハム株式会社

 

 

 

2026年1月29日

「美味なるものには音がある」 シャウエッセン®誕生40年を経て、「パリッ‼」とした食感が科学的に解明 ~キレのある音の構造は野球のホームラン音にも類似~

 日本ハム株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井川 伸久/以下、日本ハム)のシャウエッセン®は、最大の特長である「パリッ‼」とした食感がSNSで話題になるなど、発売(1985年)から40年経った現在も、広く多くの方々に親しまれています。この「パリッ‼」とした響きは、私たちの耳に実際にはどのように聞こえ、食べる際にどう影響を与えるのかを確かめるべく、音を科学的に分析する日本音響研究所(所長:鈴木 創)とともに、シャウエッセンの「音」に関する検証実験を実施しました。

 

 その結果、シャウエッセンの「パリッ‼」音は、①高周波成分(キレの良さ)②聴覚感度の良い周波数帯(耳に届く音)③口腔内共鳴(美味しさを想起させる音)の3要素が噛んだ瞬間に凝縮されているほか、残響(噛んだ際の余韻)を楽しむことが出来る点も明らかになりました。

 また、日本音響研究所が保有する過去のさまざまな音データと比較した結果、音の構造が野球のホームラン音に類似するとの面白い特徴も判明しました。

 

【実験概要】

 私たちが食べ物を口にする際、実際にはひと口噛むだけでも破断によって同時に5~6個の音が鳴っています。シャウエッセンの「パリッ‼」音の場合は、単位時間あたりで幾つの音がどの周波数帯で強く出ているのか、その特徴を調査しました。分析データは、3次元のサウンドスペクトログラム[縦軸に音の高さを示す周波数(単位:Hz)、横軸に時間(単位:秒)、表示色で相対信号強度(音の大きさ)]で示すことによって、音の特徴を可視化しています。

 

【実験対象と方法】

・被験者:10代~60代の男女16名

・測定方法:

 日本ハムの製品A~C(A:シャウエッセン、B:コラーゲンによる人工皮のウインナー、C:羊腸を使っ  

 たウインナー)、シャウエッセンに近い価格帯の他社製品のDとEの合計5種類のウインナーを被験者が5回

 ずつ喫食し、噛んだ瞬間の音を高精度マイクロフォンで収音。

・サンプルデータ数:1種類につき80データ、合計400本分

・調理条件:

 各ウインナーは温度、ボイル時間など全て同じ条件で調理したうえで、

 1皿目はA→B→C→D→Eの順、2皿目はB→C→D→E→Aと、順番を変えて提供。

・実施時期:2025年9月

・実験監修:日本音響研究所

 


 

【結果①(5種類のウインナーによる収音比較)】

シャウエッセンの「パリッ‼」音は、瞬間的に破断する時の音(キレの良さ)に該当する「高周波数帯」、線の太さ(音の発生頻度)、色の分布(音の強度)のいずれにおいても、比較対象内で最も存在感のある結果でした。

 口腔内で共鳴する成分(約1000Hz付近の周波数帯)においても、シャウエッセンは音が強く響いているとの結果になりました。口を開閉する際の咀嚼音は、シズル感や美味しさを想起させる音であり、骨を通じた振動として感じ取ることができます。こうした「体の内側から聞こえる音」が脳に届くことで、より「食



べている」という実感が強くなるとのことを意味しています。

【結果②(さまざまな食品の収音比較)】

 ウインナー以外のさまざまな食品の音分析との比較も実施しました。

鈴木所長によると、人が「美味しいと感じる音」には次の3つの特徴的な要素があるといいます。

1)キレの良さや爽やかさを感じる「高周波成分」(1万Hz以上)の音。この音には、食品のジューシー感を引き立てる効果があります。(例:餃子を焼く際のジューッという油のハネを感じさせる音や、炭酸のシュワシュワ音など)

2)「聴覚感度の良い周波数帯」で、前歯で食品を噛み切る際に鳴ることが多い音。前歯で嚙み切ることは、歯の周囲にある歯根膜を通じて脳に「おいしい」という刺激を与え、しっかりとした歯ごたえを感じさせます。この周波数帯の音は、そうした食感の楽しさを増幅させてくれる役割を担っています。(例:細長いスティック状のチョコレートスナック菓子を口にした瞬間の「ポキッ」という音)

3)「口腔内共鳴」(約1000 Hz前後の周波数帯)の音。食べ物を口に入れて咀嚼する際、口の中の空間が共鳴して生まれる音です。(例:鶏唐揚げを食べた時の「モグモグっ」とした音や、もなかアイスを頬張る際の「ハフ」といった音)口腔内共鳴がしっかりとあるものは、「食べている」という実感を与える役割を果たします。食品には、このようにそれぞれ固有の音の分布がありますが、シャウエッセンは、噛んだ際の一瞬の「パリッ!!」音に、この3つの要素全てが含まれていることが明らかになりました。

 

(食にまつわる音と今回調査したウインナー各製品の音を比較した3Dマップ)

 

【結果③(野球のホームラン音との比較)】

 さらに、日本音響研究所が保有していた過去のさまざまな音データと比較したところ、シャウエッセンの「パリッ‼」音の構成が、野球のホームラン音に似ていることが判明しました。

 2025年シーズンに、北海道日本ハムファイターズの選手がバットでボールを捉えた瞬間の音と比較分析した結果です。例えば、2025年7月6日の打球音は、チーム内でも一番と言えるほどのスイングスピードをもつパワー型バッターによるホームランでした。高い周波数まで音が伸び、響く時間が長く縦線状にくっきりと分布が表れているのは、力強く芯でしっかりとらえている証拠です。この打球音をシャウエッセンの音に差し替えたところ、違和感がないほど類似性がありました。

 

 

【監修者コメント(日本音響研究所 鈴木創 所長)】

 

 

「ひと口にウインナーと言っても、音がここまで違うことに我々も驚きました。シャウエッセンは「美味なるものには音がある」というだけあって、被験者の年齢や性別に関わらず安定して良い音がしていました。

さらに口腔内共鳴、聴覚感度の良い周波数帯、高周波成分という3つの要素が噛んだ瞬間に凝縮されている点は、他では見られない特性です。

シャウエッセンは、噛んだ際の一瞬の「パリッ!!」という音に、全ての要素が詰め込まれているのです。シャウエッセンはその「音」だけでも美味しさを想起させることができ、「美味しいものを食べるよ」と脳に発信する音が鳴って、口の中に味として広がる構造になっているのです。

 

【日本音響研究所】

音声・音響を幅広く解析する民間の専門研究機関。人の声の特徴を分析し、本人確認や声の違いを見分ける声紋鑑定を主とする一方、アーティストの音声・歌声の特徴解析のほか、さまざまな音に関わる製品分析、評価などを行う。

 

<参考>本実験結果の詳細は、以下URLをご参照ください。

https://www.nipponham.co.jp/tanpaku-mirai/enjoy/08/

http://www.nipponham.co.jp/tanpaku-mirai/enjoy/09/

 

 


  • 代表ウインナー比較(サウンドスペクトログラム)
  • 被験者(若手男性)
  • シャウエッセンとシズル音3Dマップ
  • 野球ホームラン比較
  • 日本音響研究所・鈴木所長
  • 実証実験内PCスペクトログラム
  • 実証実験撮影風景

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