大学図書館を舞台に、偶然の出会いから イノベーションの芽を育む
地域中小企業による体験型ワークショップ開催
阪南大学(所在地:大阪府松原市、学長:平山 弘)は、大学図書館を会場に、地域中小企業と連携した体験型ワークショップを開催する。
本企画は、従来のビジネスマッチングや就職説明会とは異なり、あらかじめ成果や結びつきを目的化しない「偶然の出会いの場」を大学内につくる試み。
中小企業を専門に研究する阪南大学経済学部 経済学科 髙橋 慎二教授のネットワークを通じて、複数の地域中小企業が参加する。学生と企業、また企業同士が自然に対話できる環境を大学図書館に設る。
学生、企業、分野の異なる視点が交わる中で、想定外の気づきや次の展開につながる可能性を育てるとともに、本企画は、阪南大学が目指す「イノベーション・コモンズ(共創拠点)」形成に向けた実践の一つとして位置づけている。今後も阪南大学では、大学に集積された知と場の価値を活かし、地域社会とともに課題解決に取り組む施策を継続的に進めていく。
■開催概要
日時:2026年1月20日(火)12:30~16:00
場所:阪南大学本キャンパス1号館図書館(大阪府松原市天美東5-4-33)
参加企業:
①錦城護謨株式会社
②株式会社コムラ製作所
③株式会社平井製作所
④株式会社タカヨシジャパン
■背景
近年、社会が直面する課題は多様化・複雑化しており、単一の分野や組織だけで解決することが難しくなっている。こうした中、異なる立場や分野の人々が出会い、対話し、混ざり合う場から、新たな発想や価値が生まれることが期待されている。
イノベーションは、同質的な人や分野が集まる場よりも、これまで接点のなかった視点が交わる場から生まれると考えられている。分野や経験の異なる要素が組み合わさることで、既存の枠組みでは生まれにくい発想が生まれるためである。
■本ワークショップの特徴
本ワークショップでは、参加企業がそれぞれの業務分野をモチーフとした体験ができるプログラムを用意し、学生は特定の成果を求められることなく、自由に参加・対話を行う。
学生は、社会や業界の常識に過度に染まっていないからこそ、率直で予想外の視点を持ち合わせている。その存在が、企業と企業、企業と社会を結びつける「接着剤」として機能することが期待される。企業にとっても、普段とは異なる視点に触れることで、自社の事業や強みを捉え直す機会となる。
また、会場となる大学図書館は、通常は学修や調査の場として利用されているが、阪南大学では、図書館を静的な空間にとどまらない「知と人が交差する場」として活用する可能性を模索している。中立的で開かれた空間だからこそ、目的に縛られない対話が生まれ、分野や立場を越えた共創の土壌が育つと考えている。
■ワークショップの概要
①錦城護謨株式会社
| 企業事業内容 | 【工業品関係】
工業用ゴム・樹脂製品の製造・販売(事務機器・弱電・食品衛生・医療機器・自動車・重工業・ガス機器) 【土木関係】 自社ブランド土木資材・製品(キャッスルボード・キャッスルシール)の生産・販売 軟弱地盤改良、水路弾性目地工事(自社ブランド品使用)の設計・施工・管理 建設機械等の特定自主検査 【福祉関係】 視覚障害者歩行誘導マットの製造・販売・施工 その他 福祉関連製品の販売 |
| ワークショップ内容 | ミサンガづくり |
②株式会社コムラ製作所
| 企業事業内容 | 介護福祉機器、医療機器、住設環境機器、工場設備、オフィス家具、製図機器、病院設備、リハビリ機器などの開発・製造・販売 |
| ワークショップ内容 | 「つくろう!世界にひとつのドリームキャッチャー」工場でつくった板金パーツを使って、自分だけのカラフルなドリームキャッチャーを作ってみよう! レーザーでカットされた「模様」の金属プレートに、羽根やビーズで彩って、あなただけの“夢のお守り”が完成します! |
③株式会社平井製作所
| 企業事業内容 | 鉄、ステンレス、アルミ他様々な材料を、プレス加工しています |
| ワークショップ内容 | 手回しプレス機での加工体験 |
④株式会社タカヨシジャパン
| 企業事業内容 | 産業機械部品・ロール・シャフトの切削加工、ベトナム自社工場での製造、受託・各種鋳物部品の製造 |
| ワークショップ内容 | 真鍮オリジナルキーホルダーづくり、レーザープリンターを使ったオリジナルグッズづくり |
■阪南大学がめざすイノベーションコモンズ
阪南大学では、中長期計画において、社会が抱える多様で複雑な課題に対し、大学に集積された知と場の価値を提供することで解決を図ることを掲げている。その中核として、地域社会との連携を強化し、企業・自治体・NPO等と共に課題解決に取り組む「イノベーション・コモンズ(共創拠点)」の整備を進めている。
本ワークショップは、教育・研究に加え、「社会貢献」を第三の柱と位置付ける本学の方針に基づく具体的な実践の一つである。









