KK KYODO NEWS SITE

ニュースサイト
コーポレートサイト
search icon
search icon

T-PECセミナーレポート「健康経営の最前線~ガイドブック・健康投資管理会計改訂と実践事例~」を公開

健康経営10年の節目、ガイドブック・健康投資管理会計改訂と実践事例を解説

2025年8月27日
ティーペック株式会社

ティーペック、健康経営の最前線をまとめたレポートを公開 健康経営10年の節目、ガイドブック・健康投資管理会計改訂と実践事例を解説

 

ティーペック株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:鼠家 和彦)は、2025年5月22日に開催したオンラインセミナー「健康経営の最前線~ガイドブック・健康投資管理会計改訂と実践事例~」のセミナーレポートを公開しました。本セミナーでは、産業医科大学 森晃爾教授が改訂版『健康経営ガイドブック』について解説したほか、野村ホールディングス株式会社の実務担当者が女性の健康課題への取り組みを紹介。当日は330名を超える方々にご参加いただき、関心の高さがうかがえました。

 

 

 

オンラインセミナー「健康経営の最前線~ガイドブック・健康投資管理会計改訂と実践事例~」セミナーレポート

 

 

1部:成果の上がる健康経営の進め方-「改訂版健康経営ガイドブック」をもとに
(産業医科大学 森晃爾教授)

 

森晃爾教授より、2025年3月に発行された改訂版『健康経営ガイドブック』をもとに、企業における健康経営の推進手法やガイドブック改訂のポイントについてご講演いただきました。

 

主なポイント

・ 健康経営10年目の節目。これまでの変遷と、これからの健康経営で重要となるポイントを解説。

・ 改訂版ガイドブックは、従来の『健康経営ガイドブック』と『健康投資管理会計ガイドライン』の内容を整理と統合。

・ KGI(経営方針に基づく健康経営推進方針)とKPI(KGIを達成するための施策、指標)の”接点”を重要視。

・ 健康経営の目標達成には、経営層の関与や企業の文化、健康増進の制度などから構成される企業の「健康風土」の醸成が成功の鍵。

 

第1部の最後に森教授は、企業が健康経営に取り組むことで、働く人の健康維持やキャリア形成につながり結果的に企業・組織のサスティナビリティにつながると述べました。さらに、そうした企業が増えることで社会全体のサスティナビリティへと発展し、社会的課題の改善、解決に貢献できると語りました。「これからも一緒に健康経営を発展させていきましょう」という言葉で締めくくられ、第1部は終了しました。

 

 

2部:戦略MAPに基づく女性の健康施策~職場課題に応じた女性の健康施策の検討・構築~(野村ホールディングス株式会社 河野和絵氏)

 

 

野村ホールディングスにおける健康経営の全体像と、特に力を入れている女性の健康支援について紹介されました。

 

■ 主なポイント

・ 健診結果や社員アンケート等のデータに基づき社員の声を拾い上げ、社内外のリソースを活用して必要な施策を導入。

・ 健康診断・二次検査の徹底、歩数イベントによる健康増進と寄付活動、喫煙対策、がん対策、女性の健康支援を実施。

・ 毎年、健康経営戦略マップを見直しブラッシュアップ。CHRO兼CHOや役員などが出席する健康経営推進協議会にて承認を得ている。

・ 女性の健康支援策として、月経については低用量ピル服薬支援や生理休暇の名称変更、妊娠・出産については不妊治療を事由とした休職制度や卵子凍結費用補助を実施

 

河野氏は、経営戦略や人事戦略に沿った健康施策を立てることの重要性について語りました。さらに、「お互いを気遣いあえる企業風土」が社員のエンゲージメントを高め、多様な人材が活躍できる環境につながると強調しました。

 

第2部の最後に、森教授が河野氏の説明を受け、「施策と企業文化が連動し、従業員の声を反映したプログラムが好循環を生んでいる」と高く評価しました。

 

 

3部:企業を支える健康経営支援サービス
(ティーペック株式会社 健康経営ソリューション推進部 平下裕基)

 

 

ティーペックが健康経営推進におけるソリューションの紹介を行いました。

ティーペックでは、こころとからだの健康相談、女性の健康支援、治療と仕事の両立支援などを中心に、

全国4拠点・24時間体制で相談サービスを提供しており、豊富なデータと専門家ネットワークを活用しているのが特徴です。

 

・ 年中無休で従業員やそのご家族が利用できる健康・医療・メンタルの相談窓口

・ 年間600回以上実施している多様な研修・セミナー

・ 「女性の健康」や「職場の人間関係」「若手社員のメンタルケア」など、組織全体の健康風土を育む支援

 

講演を通じて、健康経営の推進には日々の仕組み作りと、従業員が安心して相談できる環境整備が重要であることをお伝えしました。

 

 

※今回のセミナーは、ティーペックが産業医科大学と連携してり組む「健康経営実践研究会」の一環として開催したものです。同研究会では、企業が健康経営で成果を上げるためのPDCAを可視化し、ディスカッションやワークを通じて理解を深め、改善計画の策定に取り組んでいます。
※産業医科大学は1978年に開学し、産業医学・産業衛生学分野で日本をリードする大学です。

 

 

ティーペック株式会社

https://www.t-pec.co.jp/

24時間健康相談事業のパイオニアとして1989年に設立。医師・保健師・看護師などの医療資格者を有するコンタクトセンターを運営し、セカンドオピニオン手配サービスやメンタルカウンセリング、生活習慣病の重症化予防など、健康・医療分野における社会課題の解決を目的とした事業を多数展開。2017年から9年連続で健康経営優良法人『ホワイト500』に認定。

編集部からのお知らせ

新着情報

あわせて読みたい

「誰もが輝いて働く社会へ」の特集記事を読む