L.A.へ狙い定めて―パラアスリートが快進撃
日本体育施設所属 大谷知樹選手が第73回全日本実業団アーチェリー大会で準優勝!
2025年8月7日
日本体育施設株式会社
https://www.ntssports.co.jp
結果速報
L.A.へ狙い定めて―パラアスリートが快進撃
日本体育施設所属 大谷知樹選手が 第73回全日本実業団アーチェリー大会で準優勝!
スポーツ施設の建設を専門とする日本体育施設(にほんたいいくしせつ)株式会社(本社:東京都中野区 代表取締役社長:越後 幸太郎)は、2025年に社員として迎え入れた、パラアスリート(アーチェリー)大谷知樹選手が、2025年7月12日(土)~7月13日(日)に南山スポーツ公園陸上競技場(和歌山県日高川町)で開催された第73回全日本実業団アーチェリー大会において準優勝したことを報告します。
第73回全日本実業団アーチェリー大会 大谷知樹選手の戦績 予選:合計638点で3位 準決勝:138対132で勝ち 決勝:129対146で準優勝 |
右手で弓を持ち、矢を口で引く「口引き」のスタイルで闘う大谷知樹選手
アーチェリーは、体力以上に集中力や、“無の境地”で臨む平常心が求められる競技であるため、高齢の方や障がいのある方でも勝利を目指すことができる、インクルーシブな競技です。大谷知樹選手は健常者と同じルールの元、弓矢を口で引く「口引き」のスタイルで、2024年より数々の大会に出場し、好成績を収めています。
高い実力を持つ選手が出場する今回の全日本実業団アーチェリー大会に加え、今後は、第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)、ワールドマスターズゲームズ2027関西、そして、2028年のロサンゼルス・パラリンピックへの出場に向けて、その勢いを加速させています。障がいを乗り越え挑戦を続ける不屈の姿は、ともに働く仲間に多くの刺激と勇気を与えています。
大谷知樹選手について
大谷知樹選手は、脳出血の後遺症による左半身上下肢障がいを抱えながら、弓矢を口で引く「口引き」の競技スタイルによってパラアスリートとしてアーチェリー競技で活躍中です。以前はパラ馬術の選手でしたが、パラリンピック出場を目指し、2024年にアーチェリーへ転身しました。
現在は2028年ロサンゼルス・パラリンピックに向けて日々練習に励んでいます。
大谷知樹選手( 1975年11月26日生まれ、東京都出身)
自己最高記録:50m 678点
https://www.ntssports.co.jp/sponsorship/ohtani-tomoki/#g01/
コンパウンド種目について
上下に滑車(カム)が付いたコンパウンド ボウ(弓)を構える大谷知樹選手
アーチェリーの弓の種類のうち、コンパウンドボウ(弓)は、弓の上下に滑車(カム)がついているのが特徴です。大谷知樹選手は、少ない力でホールド(キープ)ができ、狙いが安定するという理由から、コンパウンドボウ(弓)を使用しています。
コンパウンドボウの張力は、WA※1のルールで60ポンドが上限と定められています。大谷知樹選手は、上限の60ポンドまで張力を上げることで、力強く、スピードのある矢を放ち、数々の大会で好成績を収めています。※1:World Archery Federation 世界アーチェリー連盟
五輪正式種目へ
これまで五輪や国体などではリカーブ弓を使う「リカーブ種目」が中心に行われてきましたが、2028年のロサンゼルス大会からは、コンパウンド種目のミックス団体戦が正式競技(メダル種目)として採用されることが、2025年4月に発表されました。これにより、今後ますます多くの人がアーチェリー競技に関心を持つことが期待されます。
大会会場(南山スポーツ公園陸上競技場)について
2025年7月12日(土)~7月13日(日)に、第73回全日本実業団アーチェリー大会が開催された、南山スポーツ公園は、日本体育施設がトラックのウレタン舗装、インフィールドに投てき対応型人工芝舗装、フィールド冷却細霧システムを施工した、和歌山県を代表するスポーツ施設です。
2015年には和歌山国体のアーチェリー競技の会場として、また、全日本実業団アーチェリー大会が3年連続で開催された競技場としてその名が知られています。
企業情報
本社所在地:東京都中野区東中野3-20-10
代表取締役社長: 越後 幸太郎
事業内容:スポーツ施設の建設、管理・運営
従業員:142名(2024年12月末現在)
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