KK KYODO NEWS SITE

ニュースサイト
コーポレートサイト
search icon
search icon

家庭内廃食油が環境にやさしい次世代航空燃料の原材料に。産官学民連携で廃食油を活用したプロジェクト推進

SAF促進プロジェクト ― 野々市市・企業・市民と連携し、若者発の行動変容を目指す ―

金沢工業大学SDGs推進センター(センター所長:平本 督太郎 経営情報学科教授)では、SAFの普及・促進に向けて、学生により開発されたオリジナルゲームを使ったワークショップの開催等を通じ、野々市市の機運醸成に協力してまいります。

 

【持続可能な航空燃料の原材料となる廃食油の回収】

このたび、日本航空株式会社(以下「日本航空」)が野々市市と市内のスーパーマーケットと連携し、家庭系廃食油回収プロジェクト「すてる油で空を飛ぼう®」プロジェクトが開始されます。

石川県での回収開始を記念して7月26日(土)には、プロジェクトのスタートアップイベントが開催されます。 国産SAFの原料となる家庭からの廃食油の回収 (野々市市HP) https://www.city.nonoichi.lg.jp/site/houdou/61562.html

 

航空燃料は原油を精製して作られているため、温室効果ガス増加の要因の一つとなっています。これに対してSAF(Sustainable Aviation Fuel 読み「サフ」)と呼ばれる持続可能な航空燃料は、植物由来の廃食油等を原材料としている環境にやさしい航空燃料です。SAFに置き換えると従来の燃料と比べて二酸化炭素の排出量が8割削減されると言われています。100リットルの廃食油から85~90リットルのSAFが生成されるため、日本航空では廃食油の回収プロジェクトとして「すてる油で空を飛ぼう®」を進めています。

 

【金沢工業大学の役割】

金沢工業大学SDGs推進センターでは野々市市との包括連携協定に基づき、SDGs未来都市計画に取り組んできました。具体的には、野々市市内でのコンポスト(家庭からでる生ごみなどを堆肥にする容器)の普及や大学内の食堂での食品ロス解消など、循環型社会の実現に向けたさまざまな活動を展開しています。

この活動の一環として、日本航空が野々市市内のスーパーマーケットと連携して進める「すてる油で空を飛ぼう®」の普及促進に向け、金沢工業大学の学生たちが株式会社LODU(金沢工業大学発のスタートアップ企業)と共に主体的に参画。ワークショップ等を通じて地域住民への啓発や行動促進に取り組んでまいります。

7月26日に日本航空と野々市市内のスーパー2店舗が開催するスタートアップイベントに関連して、金沢工業大学では自主開催のワークショップを行います。具体的には、金沢工業大学の学生団体 SDGs Global Youth Innovatorsが主体となり、コンポスト・ハーブの蒸留ワークショップや木工木づくり体験、SDGsカードゲーム体験などを実施します。

 

【ワークショップ開催日時】 ※申し込み不要、参加費無料 

 

●どんたく野々市中央公園店/イートインスペース

7月26日(土)  11:00~16:00

1. コンポストで栽培されたハーブの蒸留、ミスト体験

2. コンポスト体験ブース

3. SDGsカードゲーム体験

4. 木工ものづくり体験ブース   ・スマホスタンド   ・コースター

5. SDGs未来都市 活動紹介

 

●プララAコープ富奥店/2階 会議室

7月26日(土)  15:00〜18:00

1. コンポスト体験ブース

2. SDGsカードゲーム体験

3. 木工ものづくり体験ブース (フォトスタンド、コースター)

4. SDGs未来都市 活動紹介

※Aコープ富奥店で体験される方は、1階レジ前の学生スタッフにお声かけください。

 

【今後の活動】

SDGs Global Youth Innovatorsでは行動促進の仕組みとしてオリジナルのSAFに関するゲームを開発しています。市内小学校の授業でもゲームを用いた環境学習を展開し、気候変動に関する学びを促すとともに、若年層が主体的に大人世代に行っていく啓発活動も応援していきます。このような活動を通じて、市内における廃食油の回収促進を図ってまいります。

 

 

編集部からのお知らせ

新着情報

あわせて読みたい

「誰もが輝いて働く社会へ」の特集記事を読む