【ベストスマイル】柔道家の阿部一二三選手・阿部詩選手が 「今年、最も笑顔が輝いた著名人」に選出!
セルフケアとプロケアで「歯産価値」を守ることを啓発。新たに「投歯」ロゴを発表。
ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2025(主催:日本歯科医師会、協賛:株式会社ロッテ)の授賞式が「いい歯の日」に先駆け11月6日(木)に東京都内で開催され、柔道家の阿部一二三選手、阿部詩選手が「今年、最も笑顔が輝いた著名人」に選ばれ、ゲストとして登壇しました。
【オープニング】
主催者代表挨拶で公益社団法人 日本歯科医師会代表 瀬古口精良副会長は、「日本歯科医師会は、多くの方が人生最後の日まで自らの口で食べ、語らい、笑うことができる健康長寿社会の実現を目指しています。本日のベストスマイル・オブ・ザ・イヤー 2025を通じて、笑顔の素晴らしさ、その笑顔を支える歯とお口の健康の大切さを改めて感じていただければ幸いです。」と話しました。
辻坂智矢常務理事は、「いい歯は毎日を元気に」プロジェクトの主旨、概要等を説明するとともに、口腔ケアの実態および歯の健康に関する意識調査を発表。歯を失うことや、将来の健康・生活に影響が出ることに恐れを感じる人が6割以上おり、正しい口腔ケアで歯を残せるなら取り組みたいと考える人が約8割を占めることから、口腔ケアへの意識が高いと語りました。(※辻坂智矢常務理事の「辻」のしんにょうの点は1つが正式表記となります。)
一方で、意識とは裏腹に正しい口腔ケアを実践できている人の割合がわずか15%と実態が追いついていないことや、約3割の国民に歯磨きキャンセル経験があることに触れ、大阪府歯科医師会の「歯の残存本数が将来の介護費に大きく影響する。」という健診結果を交えつつ、歯やお口の健康が全身の健康に影響する重要性について改めて説明しました。その上で日本歯科医師会は、将来の健康的な生活の実現を見込み、日々のセルフケアと定期的なプロケアで大切な「歯産(しさん)」を守る「投歯(とうし)」というキーワードの広く啓発すると宣言し、新たに制作した「投資ロゴ」を発表しました。
【授賞式】
今年の「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2025」の受賞者が発表され、柔道・阿部一二三選手、阿部詩選手の兄妹が登壇。授賞式では記念の盾が贈呈されました。受賞した感想について、阿部一二三選手は「この度はベストスマイル・オブ・ザ・イヤーを受賞できてとても嬉しく思います。また、日々の歯のケアと笑顔を認めていただけてとても嬉しい気持ちです!」と爽やかな笑顔でコメントし、阿部詩選手は「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤーを受賞することができ、すごく嬉しく思います。日頃から笑顔を欠かさずに頑張りたいと改めて思いました。ありがとうございます!」とにこやかな表情でコメントしました。
「今年一番ベストスマイルになった瞬間は?」という質問に、阿部一二三選手は「誕生日にたくさんの方々に祝ってもらった時は凄く笑顔になっていたと思います。お祝いされると勝手に笑顔になってしまいますね。」とエピソードを披露。阿部詩選手からは「世界選手権で優勝した時は今年一番の笑顔になれたんじゃないかなと思います!」と思い出を語りました。
お互いが笑顔になる瞬間について聞かれると、阿部詩選手は一二三選手について、「普段畳の上で見ることが多いので笑顔を見ることは少ないのですが、自分の好きな音楽を聴いている時とか、買い物で自分の欲しいものが手に入った時はいつも通りの笑顔が見られると思います!」とコメントし、阿部一二三選手は詩選手について、「今犬を飼っているので、犬と一緒にいる時ですね。あとは、一番僕の印象に残っているのは試合に勝った時です。見たことのないくらいの笑顔でした。」と試合を振り返りながら回答しました。
【トークセッション】
「投資・歯産価値」についての説明を受け、阿部兄妹らが普段から行っている『「投歯・歯産価値」を維持するための習慣』をご紹介。阿部一二三選手は「歯科医院での歯のクリーニングと、食後の歯磨きを続けることです。」と自らの習慣を公開し、阿部詩選手も「定期的に歯医者さんに行き、日々フロス、歯磨きをすることも心掛けています。」と歯産形成に対しても丁寧な一面を披露しました。それに対し日本歯科医師会 辻坂常務理事からは、「お二人とも投歯の習慣ができていて素晴らしいですね。毎日フロスを続けている詩さんは、より素晴らしい習慣ができていますね。」と専門的な見解を話されました。さらに、辻坂常務理事はスポーツと歯並びの関係について「本当に深い関係があります。」と話し、「歯が丈夫で口の中の機能が保たれるとなんでも食べることができるので、栄養バランスの取れた食事がとれます。また、歯の噛み合わせがいいと筋力をより発揮することができ、バランス力のアップにも繋がります。」と、歯並びの重要性を語りました。このお話に対し、阿部一二三選手は「噛み合わせは大切にしたいと思っています。定期的にかかりつけの歯医者に行って見てもらうようにしていますね。」と話しました。阿部詩選手は「兄の言ったように噛み合わせは気にしています。」とコメントしました。
続いて「いい歯は毎日を元気に」プロジェクトホームページ内で提供している「歯とお口の健康見直しチェック」に事前に答えていただいた回答を公開。阿部一二三選手は「簡単に終えることができました。」と、阿部詩選手は「普段歯磨きの時ぐらいしか自分の歯を気にすることがないのですが、今回のチェックシートで改めて歯を意識することができたと思います。」と、コメントしました。お二人の結果を見比べて辻坂常務理事は、「日常的に口の中を気にしてらっしゃるようで、すごく良い結果だと思います。さすが、兄妹で同じ結果になるんですね(笑)」とコメント。また、お二人の共通の歯の悩み「時々出血がある」という結果から、「強く磨きすぎないことが大切です。丁寧に優しく磨くことを意識してみてください。」とアドバイスをされました。さらに、阿部一二三選手は「歯間ブラシ、フロスの使用」について「時々」と回答していたことから「詩さんを見習って毎日フロスを使ってください(笑)」とのアドバイスもあり、兄妹揃って笑顔を浮かべました。
さらにチェックの内容を受け、お口の体操「あいうべ体操」にもチャレンジ。阿部一二三選手は「顔がスッキリしました(笑)。朝起きて体操するのもいいかもしれないですね!」とコメントし、また阿部詩選手は「皆さんの前でやるのは恥ずかしさもありましたが、毎日継続していきたいと思います。」と語りました。
最後に、阿部一二三選手・阿部詩選手のお二人が、今後の大舞台で『最高の笑顔』を見せるために、今からどんな努力を積み重ねていきたいかをフリップで披露。阿部一二三選手は「暮らしも歯磨きも丁寧に」、阿部詩選手は「歯も心も技も毎日欠かさず磨き続ける」と述べ、期待に満ちた雰囲気の中、会を締めくくりました。
口腔ケアの実態および歯の健康に関する意識調査
日本歯科医師会は、国民の歯とお口の健康を守る「8020運動」(80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという運動)の推進と歯科医療への正しい理解促進を図るため、2018年より「いい歯は毎日を元気に」プロジェクトを開始し、「歯とお口の健康の見直し」啓発活動を展開しています。そしてこの度、全国の18歳〜69歳の男女500人を対象に、日々の口腔ケアの実態および歯の健康に関する意識調査を行いました。
日本歯科医師会ではこれまで、継続的な口腔ケアが糖尿病などの生活習慣病の重症化予防にも有効なこと、そして歯やお口の健康が全身の健康につながり、健康寿命の延伸にもつながることを発信してまいりました。 そうした中で行われた本調査では、生活における歯の重要性に関して多くの方が理解している一方で、歯科医院への通院や毎食後の歯磨きなど正しい口腔ケアが行われている割合は低く、意識とは裏腹に実態が伴っていないことが浮き彫りになりました。
<口腔ケアの実態および歯の健康に関する意識調査 サマリー>
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●投歯家率(正しく口腔ケアに取り組めている人の割合)はわずか15% ‐プロケア(歯科専門家による口腔ケア)とセルフケアの両方で口腔ケアを実践している人はわずか15% ‐「必要性を感じない」「治療費が高いイメージ」などの理由から歯科医院に通わない人が多数
●現代人の“歯磨きキャンセル率”は約3割 ‐29.8%が過去3か月の間で、歯磨きをせずに寝てしまった経験が「ある」と回答 ‐1週間に1回以上“歯磨きキャンセル”する人も多く、就寝前の歯磨きが正しく行われていない実態が浮き彫りに
●多くの人が口腔ケア不足の悪影響を恐れ、歯の健康の重要性を感じている ‐6割以上の人が日頃の口腔ケアの不足により、将来の健康や生活に影響が出ることに対して恐れを感じている ‐正しい口腔ケアが行われていない実態とは裏腹に、大多数が歯の健康や正しい口腔ケアの重要性を実感 |
■調査結果詳細
投歯家率(正しく口腔ケアに取り組めている人の割合)はわずか15%
歯科医院への通院頻度を問う質問では、29.4%が「3か月に1回以上」歯科医院に通っていると回答。7割以上の人がそれ未満と回答し、プロケア(歯科専門家による口腔ケア)を日常的に実施している人は3割に満たないという結果となりました。また、定期的に歯科医院に通わない理由としては「通う必要性を感じない」「治療費が高いイメージがある」「怖い・苦手なイメージがある」という回答が上位にあがり、歯科へのネガティブなイメージが浮き彫りとなりました。さらに、毎食後の歯磨きについては、47.6%が「毎食後、必ず歯磨きをしている」と回答。反対に「しないこともある」と回答した人は半数を超えており、セルフケア(ご自身による口腔ケア)を欠かさず行っている人が5割を切る結果となりました。プロケアとセルフケアの両方で口腔ケアを実践している人(投歯家)はわずか15%に留まっており、正しい口腔ケアが行われていない実態が明らかになっています。
現代人の『歯磨きキャンセル率』は約3割
過去3か月の間で、歯磨きをせずに寝てしまった経験が「ある」と回答した人は29.8%という結果に。多くの方が、直近で『歯磨きキャンセル』を経験している実態が明らかとなりました。特に、男性は35.6%が「ある」と回答しており、女性と比較して『歯磨きキャンセル率』が10%以上も高いことがわかりました。さらに、経験があると回答した人の内、その頻度が「1週間に1回以上」または「それ以上の頻度」と回答した方は38.3%に上り、高頻度で就寝前の歯磨きが行われていない実態が浮き彫りとなりました。
※本調査では「過去3ヶ月の間で、歯磨きをせずに寝てしまった経験がある」人の割合を「歯磨きキャンセル率』と定義しています。
多くの人が口腔ケア不足の悪影響を恐れ、歯の健康の重要性を感じている
61.8%の人が、定期的な歯科検診や日頃の口腔ケアの不足により、歯を失ったり将来の健康や生活に影響が出たりすることに対して恐れを感じていることがわかりました。また、「自分の口の健康が将来の生活の質に影響すると感じますか」「正しい口腔ケアで歯を残せるなら取り組みたいですか」という質問に対し、それぞれ76.8%、78.8%の人が「はい」と回答。正しい口腔ケアが行われていない実態とは裏腹に、大多数が歯の健康や正しい口腔ケアの重要性を実感していることが明らかになりました。
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《調査概要》 ・名称:口腔ケアの実態および歯の健康に関する意識調査 ・調査対象:18歳〜69歳の男女 ・調査対象:全国 ・調査期間:2025年10月10日(金)〜14日(火) ・調査方法:インターネット調査 ・有効回答数:500名 |







































