水の透視画法
内容紹介
ノンフィクションの世界に新たな境地を切り開いた伝説的名作「もの食う人びと」から17年-作家・辺見庸が病魔と闘いながら、個のかぎりない自由のあかしとして書き綴った、未来への予感がひそむ珠玉の作品群。日常の何気ない風景の中にかすかな兆しを感じとり、静謐で色彩感溢れる文章で現代社会と人間の根源的問題を省察します。心にさしこむ言葉の数々。著者の世界観、思考の全体像が網羅された一冊です。
著者略歴
辺見 庸(ヘンミ ヨウ)
1944年宮城県石巻市生まれ。1970年共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長、編集委員などをへて、96年退社。その間、78年中国報道で日本新聞協会賞、87年中国当局から国外退去処分を受ける。91年『自動起床装置』で芥川賞、94年『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞、2011年詩文集『生首』で中原中也賞を受賞。

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