“つながる”コンセプトの新空間が誕生、大阪・中之島三井ビルディングが大規模リニューアル

 中之島三井ビルディング(大阪市北区)の4階ダイニングの9月2日リニューアルオープンを控え、三井不動産株式会社(東京都中央区)が8月29日、テナントのオフィスワーカーを集めて説明会・内覧会を開催しました。

 中之島三井ビルディングは、02年竣工の地上31階、地下2階、塔屋1階のオフィスビル。約3000人が勤めています。
 説明会では、三井不動産株式会社の常務執行役員関西支社長の弘中聡さんがまず登壇。「“街づくり”を通して持続可能な社会を実現していく。“テクノロジー”を活用して不動産そのものをイノベーションしていく。この2つをゴールとし、これからも関西エリアを元気にしていく施策や投資をしていく」と挨拶しました。

 オフィスビルに求められるものとは―。革新的な次世代オフィス創造のために議論を重ね、たどり着いたコンセプトが“つながる”。入居テナントのオフィスワーカーから有志を募り、ワークショップで意見を集約。設計への採用に加えて、テナント同士の交流やビルへの愛着を促しながら事業が進められました。
 生まれ変わった4階ダイニングについて、同社関西支社事業二部の事業グループ長・山下寛さんは「建物全体を一つの豪華客船と捉え、私たちスタッフもテナントさんもクルーで、みんなで航海していくイメージ」とデザインコンセプトを発表。館内のオフィスワーカーの投票によって決まった「CUIMOTTE(クイモッテ)」の名称について、「フランス語の“CUISINE(料理)”と日本語の“もっと”を掛け合わせたもの。“~しもって(~しながら)”という関西弁の意味もあり、おしゃれで楽しげで気に入っています」と明かしました。
 空間の詳細は次の通り。テナントから要望のあった“会議室”。約2000冊を常備した“ライブラリーエリア”。飲食コーナーは、同ビルテナントの1つ東レ株式会社のキャンペンガールを務める松田紗和さんが直接レポート。14種類の魅力的なランチが提供される“キッチンエリア”、夜はアルコールも楽しめる“Café & Barエリア”がお目見え。1、2階共有部には待ち合いやほっこりスペースも整備されました。同時に経年劣化しないビルを目指し、AIの実証実験も導入。随所にカメラが取り付けられ、ダイニングの適切なレイアウト、混雑情報の提供などを行っていくといいます。さらに、ダイニングにコンシェルジュを配備。食と仕事と人の“つながり”をサポートしていくそうです。

 空間の具体的なデザインについては、三井デザインテック株式会社のデザインマネジメント部チーフディレクターの山口明彦さんが解説。「豪華客船にあるバーやライブラリー、ステージ、レストラン(のイメージ)をそのまま持ってきました。羅針盤や世界中の植物、世界の地形をモチーフにしたサインなど、随所に船のモチーフが隠れています」とこだわりを伝え、「皆さんにこの空間を愛してもらいたい」と訴えました。
 ダイニングはモーニングからディナーまで営業時間が広げられ、終日カフェとしても利用できるようになりました。メニュー開発とダイニングの運営を行うソルト・コンソーシアム株式会社の副社長・黒田順平さんは「(ヒアリングで)出勤前に近くのカフェで朝食をとっていると聞き、今後は朝からこちらで寛いでほしい」と提案。「夜は席のレイアウトが自由に変更でき、懇親会や発表会のお手伝いも可能」と多様な使用方法を伝えました。

 食事と仕事、人と人、ビルと地域の“つながり”を目指したオフィスビル。これらの“つながり”から、今後どんなアイデアやイノベーションが生まれるのか楽しみです。

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