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盲導犬同伴拒否の場所、飲食店が最多 日本盲導犬協会が実態調査

日本盲導犬協会 「盲導犬受け入れ拒否のあった場所・業種(2020年度)」

 

 日本盲導犬協会(東京都渋谷区)はこのほど、盲導犬同伴の受け入れ拒否に対応した事例が2020年度の1年間で34件に上った、と発表した。

 34件は盲導犬ユーザーからの要請で協会が対応した事例。同伴を断られた場所ついては、飲食店が16件で最も多く約半数の47%を占めた。次いで医療機関8件(24%)、小売店3件(9%)と続いた。

 この3年間の対応件数を合計した数字で見ても、飲食店が47%と最多で、次いで医療機関17%、小売店7%だった。盲導犬同伴拒否が起こる場所は近年変わっていないという。

 同伴拒否を招いた原因としては「受け入れの義務を従業員に徹底できていなかった」など教育不足が17件(50%)と最も多かった。次いで「受け入れ義務を知らなかった」が12件(35%)、「受け入れについて誤解をしていた」が4件(12%)あった。

 また、盲導犬同伴を拒否する事業者側の懸念について複数回答で尋ねたところ、「シートを汚すのではないかなど犬の衛生面」(6件、18%)、「アレルギーの客がいるかもしれない」(6件、18%)、「犬がかみついたり床を傷つけたりする犬の行動面」(4件、12%)などの結果だった。ほかに「設備が整っていない」「人手不足」なども挙がった。

 救急搬送時に盲導犬を理由に、搬送先候補の二つの病院から受け入れを断られた盲導犬ユーザーの事例では、一つの病院から「当日はスタッフが不適切な対応をしてしまったが、受け入れている」「受け入れる決まりだったが、犬をどこに待機させるかなど明確なルールがなかった」と事後説明があった、という。

 協会は「障害者差別解消法や身体障害者補助犬法の周知が進んでいないことは明らか。従業員への教育が不足し現場へ浸透していない。同じ店でも対応者によって受け入れの可否が変わるケースもある」と指摘する。

 協会が新型コロナウイルス禍の昨年1年間、協会所属の盲導犬ユーザー230人を対象に実施した聞き取り調査(有効回答数227人、男104人、女123人)では、41%が「ソーシャルディスタンスが分かりづらい」と回答。「周囲に手引きなどのサポートを頼みづらい」(22%)、「商品などを触るため周囲の目が気になる」(21%)などの回答もあった。コロナのため周りに気兼ねしながら外出する盲導犬ユーザーの姿が浮かぶ。

 コロナ感染を理由に店や施設で入店・サポートを断られたことがある盲導犬ユーザーは、回答によると14人。協会は「以前にも増して、コロナ禍で視覚障がいの方が不自由を強いられている」として「誰もが暮らしやすい社会へ向け、盲導犬や視覚障がいに対するより一層の理解と法の周知を徹底したい」としている。

 

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