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高温環境や長距離地点で高精度の地震を計測 白山工業がシステム提供、電子部品不要でコストも低減

 

 防災用システムを手掛ける白山工業(東京都府中市)は、同社が開発した独自技術の位相シフト光干渉法を使った「光センサ地震計測システム」の提供を7月30日から始めている。

https://www.hakusan.co.jp/solution/optical_sensor/

 「光センサ地震計測システム」は、光信号処理装置から地震観測地点まで伸ばした、光ファイバーケーブルの先端に設置したセンサーユニットに向けて光信号を発信。地震による振動で生じるセンサー内の“振り子”の位置のずれを光でキャッチすることで高い精度で地震を計測するシステム。センサー部に電子部品を使用しないため、従来の計測機器では設置が難しかった高温や高圧、雷多発地点といった“極限環境”でも観測が可能になるのが最大の特徴だという。

 また、電力供給が不要なため、メンテナンスがしやすく、長期間安定して稼働できるメリットもあるという。1本のファイバーを20キロまで伸ばすことができ、複数のセンサーを接続することで、海底や遠距離など広範囲での観測が従来システムより低コストで構築することができるとしている。

 販売は東京電力ホールディングスの子会社、東京パワーテクノロジー(東京都江東区)が請け負う。販売価格は、計測条件やシステム構成によって異なるが、1システム2000万円から。

 白山工業は「近年、地震観測において、海底や大深度など厳しい環境下での計測が求められている。このシステムを使えば、火山の近くなど高温環境、発電施設がある高線量下といった所での地震計測のほか、石油探査などの資源探査にも応用できる」と説明している。

 

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