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売れ残りパンを堆肥原料に使用 食品ロス解決、アルソア本社

アルソア本社 「消費期限切れのパンを使った堆肥製造」

 

 化粧品や健康食品などを販売するアルソア本社(山梨県北杜市)は、大量の食品が無駄に捨てられる「食品ロス問題」を解決するため、消費期限切れの売れ残りのパンを原料とする堆肥を使った野菜作りに挑戦している。

 東京都内のベーカリーで売れ残ったパンを一部原料にして堆肥を作っている。この堆肥は、無農薬・有機栽培の野菜を生産する自社農園で2020年3月から使っている。

 パンを原料とする堆肥作りは珍しく、堆肥化する工程の研究から着手。添加物や油の少ない良質なパンは分解速度が高く、堆肥作りの初期、中期段階で投入すると菌の発酵を促進することが分かった、という。

 今年はパンを一部原料とした堆肥を約12トン製造し、1年間で約200種類の野菜を生産する予定だ。収穫した野菜は、農園併設の自社カフェレストランや売れ残りのパンをもらうベーカリーなどに順次提供する。

 廃棄パンの活用は、農園の野菜を購入してくれる東京都内のベーカリーが、消費期限切れのパンを廃棄しなければならない「食品ロス問題」に直面していたことから、取り組みを始めた。アルソア本社は「捨てられる予定のパンが野菜になって再び店頭に並ぶ食品の循環システムが実現する」としている。

 

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