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紀州新家の「おろし金」、高島屋大阪店で実演販売 300年の歴史、素材本来の味を最大限引き出す調理器具

 

 伝統工芸「江戸打ち」のおろし金を製造する紀州新家(和歌山県橋本市)は6月12~25日、高島屋大阪店(大阪市)で開催される「アルチザンフェア」で紀州新家おろし金を実演販売する。

 同社代表の新家崇元氏は、江戸打ちのおろし金製造技術を継承し、さまざまな目立ての角度や大きさで素材本来の味を最大限に引き出す調理器具「紀州新家金おろし」を製造している。

 同社によると、現在、日本で銅版にたがねで打てるおろし金職人は5人しかおらず、その平均年齢は65歳を超えているという。機械化も進み、多くのすりおろし器は海外で大量生産するプラスチック製となっている。新家氏は、日本の食文化を支えた300年の伝統文化が途絶えるのは耐えられないと、独学で打ち方を研究し、たがねもオリジナルで開発、江戸打ちの伝統工芸士である師匠から事業継承者として認められた。

 現代風にアレンジした「紀州新家スタンドスクエア1号」は、2018年度グッドデザイン賞を受賞した。デザインだけでなく使用用途も追及し、京都のミシュラン店など全国の有名店で使用されている。現在、ミシュラン店を顧問に迎え、江戸打ち純銅おろし金保存・継承活動を、展開している。

 約20種類の紀州新家おろし金は全てオリジナル目立てで、価格は1万800円から。

 


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