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東京音楽大学 新学長に野平一郎教授が就任しました

2023年4月1日

2023/04/01
東京音楽大学(TCM)

東京音楽大学新学長に野平一郎教授が就任しました2023年4月1日

東京音楽大学(東京都目黒区 理事長 丸山恵一郎)新学長として、2023年4月1日に、野平一郎(のだいら いちろう)作曲「芸術音楽コース」教授が就任しました。
任期は、2027年3月31日までの4年間。プロフィールと主な受賞歴は後記の通りです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303294377-O1-buhI4wys

就任のごあいさつ

この度、第13代東京音楽大学学長に就任いたしました、野平一郎です。もとより微力ではございますが 、日本で最も古い歴史を持つ私立の音楽大学としての百十数年にわたる伝統と建学の精神に則り、全力をあげて学長の重責を果たしていく所存です。
「音楽を通して社会に貢献する」という本学の基本精神は、まず教養豊かな音楽家や音楽教育者の育成にあてられます。素晴らしい音楽家の先生方によるレッスンや授業に加えて、 より一般的な授業も多種多様に用意されています。何よりも人間としての基礎体力や総合力としての知力を養っていくこと、国際的な感覚を身につけること、芸術家としての高い感性を磨くこと、こうしたことが専門的な音楽家の養成と同義に考えられて行くような本学でありたいと考えています。音楽家の一生は長く、波乱万丈です。その曲がりくねった道では、常に取捨選択を、価値判断をせまられることでしょう。それはまた刻々と変化する世界情勢とも密接な関係に置かれています。こうした世界を生き抜いていく力を学生に与え、そして彼らの人間力と音楽力を同時に高めていくことを本学ではまず第一に考えて行きます。
何よりもまず、彼らがエネルギーを持ってぶつかって行こうとする彼らなりの若い理想の追求を思い切り受け止めたいと、そして彼らなりの今日の「うた」を聴きたいと願っています。書物からの知識も重要ですが、音楽においてそれを経験に代えることはできません。できるだけ多くの経験を積んでいただく場を用意して行きたいと考えています。彼らにとっての理想の結果は、良悪どちらに転ぶかはわかりませんが、いずれにせよ彼らが自分でそれを判断していく力を養う場を作ることが学長の使命であると考えております。
つきましては、今まで以上に皆様のご指導とご厚情を賜りますようお願い申し上げる次第です。これをもって、就任のご挨拶とさせていただきます。

 
野平 一郎(のだいら いちろう)1953年生(69歳)

【学 歴】
1976年3月 東京藝術大学 学士取得
1978年3月 東京藝術大学大学院修士課程 修士取得
1980-82年  パリ国立高等音楽院 プルミエ・プリ取得(作曲、音楽分析、ピアノ伴奏科)

【職 歴】
1990年4月  東京藝術大学助教授(2002年3月まで)
1992年4月  神戸女学院大学特別講師(1997年3月まで)
1993年4月  桐朋音楽大学非常勤講師(1998年3月まで) 
1995年4月  国立音楽大学非常勤講師(1998年3月まで)
2009年4月  東京藝術大学准教授(2010年3月まで)
2010年4月  東京藝術大学教授(2021年3月まで)
2008年4月  桐朋音楽大学特任教授
2021年4月  東京音楽大学教授(作曲「芸術音楽コース」)

【受賞・受章歴】
1990年   武井賞
1995年   中島健蔵音楽賞
1996年   第44回尾高賞、芸術選奨新人賞、京都音楽賞実践部門賞
2004年   第35回サントリー音楽賞
2006年   第55回芸術選奨文部科学大臣賞
2010年   静岡県文化奨励賞
2012年   紫綬褒章
2013年   第61回尾高賞
2019年   日本芸術院賞
2022年   第52回ENEOS音楽賞洋楽部門本賞

【現在所属している学会・財団、および近年の社会活動など】
東京文化会館音楽監督、静岡音楽館AOI芸術監督、日本フォーレ協会会長、日本ベートーヴェンクライス理事、日本演奏連盟理事、日本音楽コンクール楽壇側委員、日本現代音楽協会会員、東京オペラシティ文化財団理事、サントリー芸術財団評議員、モナコ ピエール皇太子財団音楽評議員、東京音楽コンクール全部門審査委員長、仙台国際音楽コンクールピアノ部門審査委員長 ほか多数

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