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月桂冠株式会社

日本酒の未来を切り拓いた、京都・伏見の酒造家『月桂冠 中興の祖 大倉恒吉物語』を公開

2017年12月1日

月桂冠株式会社

酒造りへの科学技術導入による品質向上で
日本酒の未来を切り拓いた、京都・伏見の酒造家
『月桂冠 中興の祖 大倉恒吉物語』を公開

月桂冠株式会社(社長:大倉治彦、本社:京都府京都市)は、『月桂冠 中興の祖 大倉恒吉物語』と題するウェブコンテンツを、12月1日、月桂冠ホームページ( http://www.gekkeikan.co.jp/company/biography_11th/ )で公開しました。

京都・伏見の酒造家、大倉恒吉(おおくら・つねきち、1874‐1950)は、日本が近代化を推し進めた明治期、酒造りに科学技術を導入し、伏見の酒を全国に広めるなどの活躍をした人物です。恒吉は家業の造り酒屋を13歳で相続し、月桂冠11代目の当主となりました。日本酒メーカー初の研究所を創設し、日本酒初の「防腐剤なしの酒」を商品化するなどで品質の向上を成し遂げると共に、コップ付きの壜に詰めた駅売酒を開発し、明治期から広がりつつあった鉄道網に乗せて伏見の酒を全国に広め、マーケティングにおいても創造性を発揮し、一代で事業規模を100倍に拡大しました。 

今回のウェブコンテンツでは、その歩みを【第一章 「かさぎや」創業】、【第二章 志をはぐくむ】、【第三章 創造と革新】、【第四章 報恩の想い】の4章にまとめ、物語の解説と共に、各章の内容を象徴するマンガや明治・大正期の古写真を配してわかりやすく伝えるものとしています。

大倉恒吉が、明治時代なかば、兄と父の相次ぐ死により13歳で相続することになった後の道のりは決して平坦ではなく、酒造りの現場に入り失敗と苦労を重ねていました。事業の再興に苦労していた時代は、まだ酒造業において科学的な知識が十分ではなく、酒の腐造(アルコール耐性のある乳酸菌により酒が腐ること)が頻発しており、恒吉は、そのことに問題意識を持つようになりました。そんな中、酒造調査のため伏見に滞在していた大蔵省醸造試験所の鹿又 親(かのまた・ちかし)技師の教えに触発され、1909(明治42)年1月、日本酒メーカー初の研究所「大倉酒造研究所」を創設、それが酒の品質を飛躍的に向上させる先駆となりました。同年10月には、伏見酒造組合にも醸造研究所が設立され、産地あげての品質向上に取り組むようになりました。さらにその酒を、鉄道の活用により、東京を始めとする全国の市場へ販売することに力を注いだのです。これらを始めとする数々の挑戦は、伏見酒造業の日本酒主産地への発展につながるものとなりました。

地元の人たちや同業者から多くの援助を受けて、事業を隆盛に導くことができた、その恩に報いる気持ちから、晩年は社会事業家としての顔を見せるようになりました。地元の市立病院設立のために土地や資金を寄付、学生への奨学金や学資金の支給、地域への消防署設置のために土地を寄付するなどの社会貢献に取り組みました。事業活動の発展と共に、社会への貢献にも次々と取り組んだことにより、経済性と社会性の両立を果たすこととなったのです。

『月桂冠 中興の祖 大倉恒吉物語』は、身近で親しみのある日本酒を題材に、伝統産業の挑戦と創造の実現、地域の創生、地元の京都・伏見で産業の近代化に貢献した人物像などを学ぶ読み物として、活用いただける内容としています。

【月桂冠 中興の祖 大倉恒吉 物語】目次
第一章 「かさぎや」創業:創業、そして「地酒時代」を支えた10代までの歴史
 ・伏見のウォーターフロントで「かさぎや」創業
 ・伏見酒造業にのしかかった苦難
 ・町中での戦闘に巻き込まれる
第二章 志をはぐくむ:「なにくそ、必ず成す」、まじめにコツコツと、小さな試行を積み重ねる
 ・兄、そして父の死
 ・13歳の若輩、11代目を継ぐ
 ・苦境にも、まじめにコツコツ努力
 ・苦労と失敗から芽生えた問題意識を胸に刻んで
第三章 創造と革新:問題意識を閃きに変え、大きな成功へと導いた力
 ・明治・大正の激変
 ・事業規模を100倍にした秘訣
 ・師との出会い
 ・日本酒メーカー初の研究所創設
 ・デザイナー起用による新商品を鉄道輸送で全国に
 ・失敗からのフィードバックを成功につなげる秘密のノート『注意帳』
 ・チャレンジの気風に満ちあふれ、創造革新のるつぼとなった伏見
第四章 報恩の想い:地域からのご恩を原動力に「社会事業家」として邁進
 ・母の死
 ・母の遺志
 ・ゆりかごのように守り、支えてくれた京都・伏見への想い

月桂冠 中興の祖 大倉恒吉物語
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