咲いている花や茂る夏草を見て、きれいだなあとは思っても、それぞれの名前が言えない植物音痴には、この「リュウゼツラン」(竜舌蘭)という種は響きや文字の印象がそもそもすごいのだが、しかも「謎のリュウゼツランが開花」した、というニュース。場所は国立科学博物館 筑波実験植物園(文化庁)だ。
同園によると、今年6月にリュウゼツラン属のアガベ・サルミアナ・フェロクスが6.65 mの高さで開花したが、今回開花した株は、花茎が8mに達する勢いで成長中だそうだ。リュウゼツラン属はこれまで250を超える種が報告されているが、今回の株はどれとも一致しない“謎の種”。今後の研究の結果によっては、新種になるかもしれないという。見ごろは9月上旬まで。
