緊急事態が明けても、遠距離移動はまだ慎重な時期。もっとも旅の予約は少しずつ回復してきているようだ。宿泊予約システム「 triplaホテルブッキング」( tripla・東京)の国内約300軒の宿泊施設における予約状況の集計結果によると、現在の空室検索数は、一番宿泊予約が少なかった“底”の時期(4月12日週)の3倍、最高時(2月2日週)の60%まで回復しているという。
集計期間は今年1月26日週~5月24日週。空室検索数は、4月7日の緊急事態宣言後、同12日の週に底となり、最高時の80%減にまで落ちたという。宿泊予約件数、実際の宿泊数ともに4月12日の週に最低を記録。最高時に比べ予約件数は40%、宿泊数は30%にまで落ち込んだ。現在の予約件数は、最低時の約1.8倍に当たる70%まで回復している。