水泳用品メーカーのフットマーク(東京)は、小学校で使用する通学カバンに関するニーズと実態を把握するため、全国の小学1~4年生の子を持つ親400人を対象に「小学入学時に使用するカバンの意識調査」を行った。
調査によると、子どもの入学前にランドセルを検討した人が91.4%いるのに対し、ランドセル以外を検討した人はわずか8.6%。改めて「小学生といえばランドセル」という意識が深く根付いていることが分かった。
「ランドセルを選んだ理由」は、「ランドセルしか選択肢になかった」がトップで44.7%、「ランドセルが小学校の指定カバンだと思ったから(学校からのお知らせも含む)」が42.5%と続いている。一方で、実際の購入者からは「ランドセルが子どもには重そう」29.5%、「ランドセルの価格が高い」30.3%と不満も少なくないようだ。
現在はランドセルを選ぶことが当然のような流れにあるが、実際、小学校5年生くらいになるとランドセルを使用しなくなる子ども少なくない。入学前は8.6%の人しかランドセル以外を検討していなかったが、「もう一度選べるなら、ランドセル以外も検討したいか」という問いには、24.1%と約4人に1人が「はい」と回答していた。