日本トレンドリサーチ(NEXER・東京)は、今シーズンの「インフルエンザ対策」について意識調査(集計対象人数1,086人)を実施した。中国で新型のコロナウイルスの感染拡大が続いているが、これらの報道の陰で注目度は低いながら、インフルエンザが猛威を奮い続けている状況だ。
そうした中で、今回の調査では、インフルエンザの予防接種をしているか否かを聞いたが、実施率はなんと、30.7%。これだけはやっているのにもかかわらず、7割の人が予防接種を受けていない実態が明らかになった。
「受けていない」と回答した人にその理由を聞くと、予防接種自体を「必要ないと思っている」という回答が最も多く、62.4%。次いで「お金がない」が15.8%だった。
新型肺炎の対策として、中国ではマスクが飛ぶように売れているそうだが、「外出時にマスクを着用している」と回答した人は39.5%。インフルエンザの予防接種よりは1割程度多い結果となった。