夫婦や恋人など、パートナーとの旅も楽しいが、同性の友達との旅もまた楽しい。おしゃべりしながらおいしいものを食べたり、同じ趣味を楽しんだりと、楽しみの幅も広い。共に数日を過ごしてより相手を理解することも多いが、一方で疎遠になってしまうケースもあることが、「同性2人旅」に関する調査(DeNAトラベル・東京)で分かった。調査対象は10代~70代の1,837人。
まずよく一緒に旅行に行く相手をたずねると、男性の最多回答は「パートナー(妻・恋人)」(55.9%)だが、女性の最多回答は「同性の友人」(61.6%)で、「パートナー」(38.8%)との答えを大きく上回った。実際、女子(2人)旅の経験者は89.7%と多い。もっとも、男性2人旅の経験者も7割を超えている。
そこで、同性2人旅中にケンカをしたことがあるかたずねると、13.4%が国内旅行中に、23.1%が海外旅行中にケンカをした経験があることがわかった。その理由は、行先の意見の相違や、相手の態度が悪かった、どちらかが旅行プランを人任せにした、生活サイクルの相違、宿泊先での過ごし方の相違など。旅の後、より仲良くなった(男性22.3%、女性26.6%)という人もいる一方、「疎遠になった」(男性3.4%、女性7.1%)というケースもあるようだ。
同性2人旅は「気楽」(男性67.4%、女性61.1%)と考える人が多いが、短所としては「気を使う」(男性26.5%、女性40.5%)という真逆の要素を上げる人も多かった。24時間一緒にいれば、普段は見えないところも見えてくる。同性2人旅は、1,2泊の温泉旅くらいがちょうどいいのかもしれない。