日本料理の「大志満」で金沢食材フェア 金沢産農産物を首都圏でPR
金沢産農産物を首都圏でPRする金沢市主催の「冬の金沢食材フェア第1弾」が12月5日から2025年1月20日まで、日本料理店「大志満」の首都圏3店舗で開かれる。伝統野菜の金沢セリや金沢港水揚げの寒ブリなど旬を迎える金沢産食材をふんだんに使った懐石料理(1万4000円~1万8000円)を東京都港区の「新橋汐留店」などの店舗で提供する。
新橋汐留店以外の開催店舗は、東京都千代田区の大志満「椿壽(ちんじゅ)丸ノ内店」と横浜市の大志満「横浜店」。
新橋汐留店では、懐石料理の「蓬莱(ほうらい)」(1万8000円)を注文した人に「加賀友禅柄マスキングテープ」をプレゼントする(50個限定)。また色絵装飾が鮮やかな石川県加賀地方産陶磁器「九谷焼」の赤絵大皿など9点を店内ショーケースに展示(25年3月末まで)。金沢産農産物のPRと併せ、金沢の工芸文化の魅力も発信する。
冬の金沢食材フェア第1弾のPRのため11月27日、新橋汐留店で懐石料理「蓬莱」を試食した金沢市の村山卓市長は「金沢の旬の食材を生かした一流料理人の手になる懐石料理を多くの首都園の皆さまにぜひ味わっていただきたい。また金沢にお越しいただき、さらにたくさんの金沢の食を堪能していただけたら」と話した。
村山市長と一緒に試食した大志満の大嶋賢一郎会長は「金沢産農産物の旬をふんだんに使った料理を提供します。首都圏の多くの皆さまに足を運んでいただきたい」と述べた。
村山市長らが試食した「蓬莱」は、前菜に金沢の伝統野菜「加賀野菜」の金沢セリ、吸い物に金沢港産の白子のふかし、焼き物に金沢港産の寒ブリの照り焼きと金沢おでん、酢の物に加賀野菜の加賀レンコン、食後のデザートに五郎島金時(加賀野菜のサツマイモ)のぜんざい、など多彩な金沢産農産物をぜいたくに使った献立が並んだ。
冬の金沢食材フェア第1弾は、金沢市が2024年度に開始した「旬の金沢食材フェア」事業の一つ。旬の金沢食材フェアは、金沢の食と工芸の魅力発信や金沢への観光客誘致を目的にした事業で、これまで春、夏、秋の季節ごとに首都園の飲食店と協力し、各季節の金沢の旬を生かした料理を提供してきた。冬の金沢食材フェアは今後、「第2弾」の実施を予定している。