国重要文化財の酒造所で冬支度を見る 福津の旅モニターツアー
今年初めに国指定重要文化財に指定された福岡県福津市の「津屋崎千軒」。江戸時代から昭和初期ごろまで塩田の積出港として栄え、家が千軒もひしめくようなにぎわいぶりであることからついた呼び名だそうだ。その中心部に位置する豊村酒造での冬支度を体験できる旅、「津屋崎千軒・国重要文化財『豊村酒造旧醸造場』の冬支度」(西日本鉄道)が発売された。
豊村酒造では、梅雨があけるとガラス戸や白壁の一部を取り払い、風通しのよい夏仕様になり、冬に向けては、取り払った戸や壁をくぎを使わずもとの状態に戻してゆく冬支度の作業が始まる。このモニターツアーでは、その行程をじっくり見ることができる。大工さんの丁寧な作業の様子を特別に見学できる貴重な機会だ。
普段は非公開のエリアをガイド付きで見学、昼食はすし屋台で豊村酒造伝統の酒「豊盛」をお供に新鮮な魚を堪能できる。飲酒を伴うツアーのため、参加者は20歳以上限定。旅行費用はモニター価格で7500円。ツアーアンケートへの協力が参加条件だ。10月31日博多駅出発で日帰り。募集人員は20人。申し込みはホームページからできる。