物の使い方をちょっと変えてみる 今日から実践できるSDGsな生活の指南書

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 近年耳にすることが増えた「SDGs」(Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標)という言葉。17の世界的目標の中でも気候変動に関心を寄せる人は多く、企業単位でもさまざまな取り組みが行われている。個人ではどのようなことから取り組むことができるのだろうか。それを分かりやすく指南する『SDGsな生活のヒント―あなたの物の使い方が地球を救う』(創元社・大阪市)が発売された。

専門用語を使わず、親しみやすい内容になっています。
専門用語を使わず、親しみやすい内容になっています。

 著者は、環境科学者として気候変動と持続可能な開発に関する国際レベルの活動に20年以上携わり、複数の国の政府・世界の指導者たち・企業や国際機関のアドバイザーを務めた経験を持つアイルランド在住のタラ・シャイン氏。家庭から職場まで、日常生活で使う100以上の品物を取り上げ、その一つ一つの使い方をどう変えれば地球環境への負荷を減らせるか、科学的裏付けに基づいたヒントが満載。専門用語を使わず読みやすい語り口で、サステイナブル(持続可能)な生活の楽しさや便利さを伝える。

日用品からSDGsを自分ごととして考えることができます。
日用品からSDGsを自分ごととして考えることができます。

 たとえば「コーヒーのテイクアウト用カップ」。防水性を与えるためにプラスチックでコーティングされており、ごみとしてはリサイクルできず、埋め立てか焼却するのみ。紙の部分は分解されるがプラスチックのコーティングは細かくちぎれてマイクロプラスチックになり、環境へのリスクになるという。すぐに伝線しがちな「ストッキング・タイツ」は気軽に買い替えるアイテムだが、生産工程で大気汚染や水質汚染の危険性があり、使い終わったあとのリサイクルも難しいという。今や仕事や勉強だけでなく、生活の中で必須ともなっている「コンピューター」は、1台の製造過程で本体重量の10倍の材料と化学物質が必要だという。定期的な新モデルへの買い換えが電子機器廃棄物の問題を生み出したり、使用済みコンピューターの不適切な処分が重金属の環境中への漏出につながったりと、環境に負荷を与えているという。

各国の取り組みや最新事情が分かるコラムも豊富です。
各国の取り組みや最新事情が分かるコラムも豊富です。

 これらを使うことを“やめる”のではなく、“使い方・向き合い方”を考える――。タラ・シャイン氏は「まず一歩を踏み出し、行動し、議論に加わることで、あなたは社会が必要としている変化に参加する力を手にします。より持続可能性の高い未来のためにあなたが最初に変えるのは、どんなことでしょう?」とのメッセージを寄せている。

テーマごとに簡潔にまとまっているので、興味のあるページから読むことができます。
テーマごとに簡潔にまとまっているので、興味のあるページから読むことができます。

 簡潔にまとまったテーマごとに、興味のあるページから読め、日用品からSDGsについて自分ごととして考えることができる1冊。各国の取り組みや最新事情が分かるコラムも豊富。税込み3,630円。

著者:タラ・シャイン Tara Shine
著者:タラ・シャイン Tara Shine
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