障がいがある人が描いた絵画の展覧会 「目が不自由な人」の作品も展示

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 障がいを持ちながらアートする人たちの美術展「ハート♥アート展 in銀座」(主催・市川南ライオンズクラブ)が、東京・銀座の画廊ギャラリー杉野で5月30日まで開催される。

 この美術展は毎年初夏に開催されるイベントで、今回で5回目。いずれも力作ぞろいで全部で27作品展示されている。

 作品は目や耳が不自由な人、知的障がいがある人によって創作されたもので、展示作品は、千葉県市川市で開催された「第5回ハート♥アート展」で出展された128作品から、東京芸術大学の講師など専門家が選考したほか、人気投票による上位作品が選ばれた。

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 この絵画展、新型コロナウイルスの影響で昨年は中止となり、2年ぶりの開催。市川市で開催される本展も、コロナ禍のために展示が出来ず、オンラインでの開催(5月1日~6月30日)となった。このオンライン展示はハート♡アート展公式サイトで鑑賞できる。

 「えっ、目が見えない人が絵を描いたの?」──展示作品の中には「みつろう君」という専用の機械で“蝋”をたらして、それに沿って色を塗って仕上げる目が不自由な人の作品もある。“蝋”によって凹凸ができるため、触った感触で目が不自由な人も作品を楽しむことができるという。

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 障がい者の作品展は、作者が所属する施設や習っている教室、学校単位で開催されることがほとんど。有志による作品を集めて開催する展覧会はほとんどないため、多くの人に観てもらえる数少ない機会となる。しかも、今回は本展がオンライン開催とあって、例年以上に力作が集まった格好だ。そして、人気を集めた作品は、今年も銀座の画廊で展示されている。一流画廊が集まる銀座で展示となれば、絵を描く人にとって名誉この上なく、それを目標に創作活動に励む人がたくさんいるそうだ。

 「ハート♥アート展」が開催された千葉県市川市は、“裸の大将”としておなじみの山下清画伯を生んだ土地柄だけに、障がいのある人の美術熱は高い。山下画伯は、貼り絵で知られているが、展覧会では画伯が学んだ八幡学園の後輩が描いた貼り絵も今回も銀座の画廊で展示されている。

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 開催されているギャラリー杉野は、画廊のメッカともいえる銀座で30年以上、絵画を見極めてきた。オーナーの杉野脩さんは「コロナ禍のこうした時期で、出展する機会も少なくなっているためか、例年以上に力作がそろった。選考に漏れた中にも素晴らしい作品が多いので、ぜひ観て欲しい」と話す。

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 実際、過去4回は画廊において売却済みを示す“赤ピン”が付いた作品もあった。展示作品は非売品だが、作者との交渉によって買うことも可能。見に行って、家に飾りたい作品があったら、ぜひ交渉してみよう。

 「第3回ハート♥アート展 in銀座」は、5月30日まで並木通りにあるギャラリー杉野(東京都中央区銀座1-5-15、TEL:03-3561-1316)で開催。開催時間は11時~18時(最終日は15時に終了)。入場は無料。

 なお、応募された全作品が鑑賞できる「第5回ハート♥アート展」は市川南ライオンズクラブのサイトで。

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