2年ぶりの奪還タイトル“初防衛”誓う 就位式で藤沢里菜女流本因坊

允許状を手に笑顔を見せる藤沢里菜女流本因坊。
允許状を手に笑顔を見せる藤沢里菜女流本因坊。

 囲碁の藤沢里菜女流本因坊(22)の就位式が1月26日、東京都内のホテルで開かれ、日本棋院の小林覚理事長から允許状(いんきょじょう)が贈られた。2年ぶりに通算4期目の女流本因坊に返り咲いた藤沢女流本因坊。過去3度失敗している防衛戦に触れ、「女流本因坊は挑戦者が必ず勝つ(=防衛は失敗する)という(悪い)“ジンクス”」が広がった責任の一端は自らにあるとして「今年の女流本因坊戦は精いっぱい頑張りたい」と“初防衛成功”に意欲を示した。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、就位式は少人数の関係者のみで開催し、囲碁ファンら一般向けには式のオンライン動画を配信した。

 藤沢女流本因坊は2020年10~11月開催の第39期女流本因坊戦(共同通信社、日本棋院主催、JA共済連、共栄火災、囲碁将棋チャンネル協賛)で上野愛咲美前女流本因坊(19)を3勝2敗で破った。「上野さんは本当に強く、厳しい戦いになる」と覚悟して臨んだ5番勝負を振り返り、「(2勝2敗で迎えた)第5局はコンディションが良く自信を持って臨んだが、序盤で上野さんに一本取られてしまい、ずっと苦しい展開が続き、辛抱する碁だった。(勝利の結果は)幸運としか言いようがない。女流本因坊戦は自分自身を成長させてくれる」と謙虚に戦いを分析した。

藤沢里菜女流本因坊に花束を贈り祝福する青木喜久代八段(左)。
藤沢里菜女流本因坊に花束を贈り祝福する青木喜久代八段(左)。

 来賓として出席した女性棋士のパイオニア、青木喜久代八段(52)は「女性棋士の実力を高いレベルに押し上げてくれている藤沢女流本因坊の活躍は女性棋士の一人としてとても誇らしく、感謝している」とあいさつ。女流本因坊奪還だけでなく、男女混合棋戦の第15回広島アルミ杯・若鯉戦で優勝するなど、女性棋士を引っ張る“快進撃”に心からの賛辞を贈った。

あいさつする日本棋院の小林覚理事長(左)。
あいさつする日本棋院の小林覚理事長(左)。

 允許状を手渡した小林覚理事長は、「ファンの期待にしっかり応えてくれた。技術力も高まり、心技体が充実している」とその実力を称賛。主催者としてあいさつした株式会社共同通信社の三土正司代表取締役社長は「小さな碁盤の上でお互い死力を尽くして戦う碁に男女の差はない。男女混合棋戦の若鯉戦での藤沢さんの優勝は、性差にとらわれた古臭い考えを吹き飛ばす“ジェンダーフリー”の活躍として、“ガラスの天井”(女性らの社会的上昇を拒む目に見えない障壁)に囲まれている多くの女性らに希望を与える大変な快挙だ」と述べ、女性活躍の時代を切り開くさらなる飛躍に期待した。

藤沢里菜女流本因坊に賞杯を手渡す株式会社共同通信社の三土正司代表取締役社長(左)。
藤沢里菜女流本因坊に賞杯を手渡す株式会社共同通信社の三土正司代表取締役社長(左)。

 

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