【この人に聞く!】海洋ゴミを減らす文化を創り出す NPO法人「UMINARI」代表・伊達敬信さん(3)

Z世代がそれぞれの役割を担うUMINARI(右から5番目が伊達さん)。
Z世代がそれぞれの役割を担うUMINARI(右から5番目が伊達さん)。

 Z世代を代表して、海洋ゴミ問題に取り組むNPO法人「UMINARI」代表の伊達敬信(だて・たかのぶ)さん。最終回となる今回は、活動の詳細や伊達さんの思いをお伝えする。

■ 変化のうねりをUMINARIから

 任意団体当時を含めて4年目に入ったUMINARI。スタッフは、最初の9人から28人へと増え、出身大学も立教・立命館アジア太平洋大学(APU)・学習院・上智と多岐にわたる。設立当初から行っている事業「Education」と「Beach clean」に加えて最近始めた活動が、生活そのものを見つめ直す「Lifestyle design」だ。Education(教育)は、大学・企業などでの講演のほか、UMINARI主催の勉強会「Uゼミ」を月に一回開催(現在はオンライン)。食・SDGs・リサイクルなど、幅広い分野について世代を超えて意見交換する場を提供している。海岸のゴミ拾いを行うBeach cleanは、関東・沖縄・大分の3支部がそれぞれ月に2回程度実施。ヨガ教室とのコラボを実施するなど、若い世代を引きつける内容になっている。

 そしてLifestyle design。こちらはUゼミのように、リサイクルされているプラスチックは全体の〇%、〇トンのプラゴミが海に捨てられている、などと“答え”があるものではない。しかし、日々の生活に何が必要か、大事にすべきことは何かといったことについて、「ハレとケの世界観」「いただきますという言葉に含まれる意味」などのテーマに沿って話し合いながら、海洋ゴミを減らすための価値観や文化を醸成していくことを目指している。今後、関連イベントも開催する予定だが、手始めとして「生活塾」というコンテンツをYouTubeにアップしていく。

大分支部が行ったBeach cleanの様子。
大分支部が行ったBeach cleanの様子。

 国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて国・企業・社会の取り組みが加速する中、2021年はUMINARIがさらに活躍の場を広げる一年となりそうだ。

■ 一人ひとりができることから

――プラスチックに対する問題意識は人によってさまざまだが、どのようにしてアプローチしているのか。

(伊達)一筋縄ではいかない。みんながよくやってしまうのは関心がない人を悪者扱いすることだが、一人一人に丁寧に寄り添う姿勢が大切。「明日から一切プラスチックを使わないようにしよう」は無理。ペットボトルが便利なのも分かる。お互いができるところから変わっていく作業で、最初の一歩を低く設定してあげるのも大事。自分の場合は、アディダスのシューズ、アパレルがきっかけだった。音楽、好きな芸能人という場合もある。また、経済状況はみんな異なる。3,000円のマイボトルが高いと思う人もいる。

UMINARI代表の伊達敬信さん。
UMINARI代表の伊達敬信さん。

――日々意識しているエコは何か?

(伊達)がっかりされることが多いが(笑)、単純にモノを増やさないようにしている。財布は手入れをしながら小学5年生ぐらいから使っている。この先5・10年と変える予定もない。サステナブルな商品だったとしても、環境負荷はゼロではない。そういう意味では、今あるものを大切に使うことが大事。そのほかにやっていることは、マイボトルを持ち歩く・家から食べ物を持って行ってコンビニでは買わない・エコストアという自然派洗剤を使っているなどだ。

 UMINARIについてもっと知りたいという人は、日々の活動を公式Instagramでチェックすることができる。

By Miyuki O.

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