学生馬術総合で日大10連覇 個人も2種目制覇、圧倒的強さ

全員

 学生馬術競技のトップを争う全日本学生馬術三大大会2020が10月31日から11月3日まで、山梨県北杜市の山梨県馬術競技場で行われ、3種目総合で日大が1270点で優勝、10連覇を達成した。日大は障害馬術の団体、馬場馬術、総合馬術の個人と団体の合わせて6部門を制し、圧倒的な強さを発揮。諸岡慶監督は「コロナウイルス禍の中、部員が感染せずにやってこれた。日大の練習量を考えれば、ある程度のとこまではできるとは思っていた」と10連覇にほっとした表情を見せた。

日大馬術部の諸岡監督
日大馬術部の諸岡監督

万全のサポート、層の厚さ

 神奈川県藤沢市の合宿所では厩舎の隣りに寮があり、部員は文字通り「馬とともに」暮らして日々技術を磨き、馬と呼吸を合わせていく。2人の元オリンピック代表を含むコーチ陣、馬術部の所有馬は38頭、近くに獣医師を育成する生物資源科学部、とサポート体制は万全だ。それに応えるように部員も実力者ぞろい。

 今大会、最初の障害馬術はエース名倉賢人(4年・桜望=馬名)が3位、今や名倉に迫る存在の楠本將斗(2年・桜真)が4位、吉田ことみ(2年・桜艶)が6位と、個人は逃したものの団体で優勝した。馬場馬術は有賀翔(4年・桜陽)が1位、重藤エディット彬(3年・桜宇)が4位、名倉(桜頂)が5位、楠本(桜羽)が6位と個人、団体のダブル制覇。

障害馬術3位の名倉
障害馬術3位の名倉

 総合馬術個人は上位独占そして馬場馬術、クロスカントリー、障害の3種目の総合で争う総合馬術は、大会の最後に障害が行われた。演技順は2種目終了時の下位から。日大勢は順当に上位に付け、そこまで4位の瀬川裕哉(2年・桜恋)は一つも障害を落とさず減点は30・3。3位の名倉も失敗はなく減点は28・2。2位からの逆転優勝を狙った明大の高橋義明(3年・明鳳)は順調に障害をクリア、最後の第10障害へ向かった。しかし、ここで明鳳が障害の前で反抗(急停止して飛躍を拒否)して高橋は落馬。思わず会場はどよめき、高橋は大きく減点され圏外に去った。最後は楠本(桜空)。安定した手綱さばきで桜空の歩みを進め、ノーミスで減点は26・0。日大勢が1、2、3位と個人の上位を独占、団体も文句なしの1位だった。チームが最も重視する3種目総合は、昨年の1266点を上回り、2位立命館大に756点の大差をつけた。

総合馬術1位の楠本
総合馬術1位の楠本

目指す明大の17連覇

 有賀は「最上級生の年に連覇をつなげることができ安心している。監督、コーチをはじめ、馬の面倒をみてくれた部員たちの支えがあったから選手は競技に集中できた」と感謝した。チームの主力として活躍してきた名倉も「4年生として、10連覇の節目で負けるわけにはいかなかった。個人でも(総合馬術の)連覇が掛かり、この二つの重圧は想像を超えるものがあった」と明かした。

馬場馬術1位の有賀
馬場馬術1位の有賀

 過去には明大が17連覇した例もあり、日大にとって「10」は通過点にすぎない。明大の高橋のようにライバルも力を付けつつある。新エース楠本は「圧倒的な強さを発揮し、来年からも勝ち続ける。個人的には、個人3種目の完全制覇をめざす」と力強く宣言。諸岡監督も「4年生が抜けても、楠本は3年生だし馬場馬術でも有望な選手がいる」と層の厚さに自信をのぞかせ、同時に「まだまだ引き締めます。ここで手綱を放すわけにはいかない」と将来を見据えた。

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