7年ぶりに続編が放送された日曜劇場「半沢直樹」(TBSテレビ系)。先月27日に放送された最終回の平均視聴率は32.7%を記録した(ビデオリサーチ調べ)。放送中は、「上司にこんなこと言われたら嫌だな」と思いつつ、登場キャラが発する強烈なせりふに毎週くぎ付けになった。そこでオーヴォ編集部は「もし、自分の上司だったら嫌だと思う、半沢直樹に登場するキャラは?」というアンケートを行ってみた。
アンケートは、J:COMの投票機能を使って9月28日~10月5日に実施し、362人から回答を得た(コア層35~49歳)。トップは、柄本明の怪演が光った進政党幹事長「箕部」で28%。「小童(こわっぱ)! はよやれえ!」などと、不正を追及する半沢に対する鬼気迫るセリフが印象的だった箕部。もし職場に、顔は笑っていても得体の知れない怖さを持った箕部のような上司や社長がいたらやりづらい、と考えた人は多いかもしれない。
以下、2位は、半沢に土下座を迫ったりしながらも協力し合う場面に反響が大きかった「大和田(香川照之)」(15%) 、3位「半沢(堺雅人)」(14%) 。4位 は同率(9%)で「伊佐山(市川猿之助)」と「黒崎(片岡愛之助)」。6位「白井大臣(江口のりこ)」(8%) 、7位「紀本(段田安則)」(6%) 、8位「タブレット福山(山田純大)」(5%)。9位は 同率(3%)で 、半沢の同僚の「渡真利(及川光博)」と、東京中央銀行頭取の「中野渡(北大路欣也)」という結果だった。
上司に対する不正追及や押し問答からの土下座強要なんて、フィクションの話ではあるけれど、もし職場に「箕部」や「大和田」予備軍の上司がいたら、あなたならどう立ち向かうだろうか?
敵が多かった半沢は3位で、主役ながらも“好き嫌い”が分かれた。今回順位が低かった「中野渡」は懐が深く人を大切にする考えを持つ役柄、「渡真利」は気配り上手で同僚思いの役柄だった。こんなリーダーが求められているのかもしれない。