山口県が誇る焼き物の一つである萩焼。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、その萩焼業界における最大イベントである「萩焼まつり」が中止となった。「もっと萩焼を知ってもらいたい」との窯元や小売店などの思いから、萩焼まつり史上初となるオンライン陶器市(萩焼まつり実行委員会事務局・山口県萩市)が開催されている。期間は10月31日まで。
萩焼には貫入といわれる細かいヒビが入っており、使い続けるほどに風合いが変わるため「七化け」と呼ばれ、使い手とともに年を重ねることができる“育てる陶器”。ほっこりあたたかみがあり蛍が舞ったような御本手や、淡く上品なピンクの姫萩、ぽってりとした釉薬と荒々しさを兼ね備えた鬼萩など、7,449点が出品されている。価格帯も数千円から30万円程度の品までと幅広く、一点ものがほとんどなので早い者勝ちだ。先着2,000人までは、どれだけ買っても送料無料という特典もある。