【サーキュラーエコノミー】Part4 日本が取るべき方向性は? 白馬で探るCEの未来

この大自然をいかに未来に残すかが白馬村の課題。
この大自然をいかに未来に残すかが白馬村の課題。

 秋の大型連休が終わった。久しぶりに遠出をしたという家庭もあるかな? 主な観光名所はGWと比べて大賑わいに。空と陸の便はともに、路線によっては満席が続いたという。しかし、withコロナの生活であることを忘れてはいけない。感染者数の推移によっては、再び観光業に逆風が吹く可能性も大いにある。そしてどの産業も、withコロナ・ポストコロナの経営方針を模索する必要がある。その中で注目を浴びるのが、ヨーロッパ諸国が進めようとしているサーキュラーエコノミー(Circular Economy・以下CE)だ。最終回の今回は、日本が取るべき方向性のヒントを紹介する。

 長野県白馬村で、9月14~17日に開催されたカンファレンス「GREEN WORK HAKUBA」。CEに関する国内の第一人者らが集まり、参加企業らによるワークショップなどが行われた。一般社団法人「サーキュラーエコノミー・ジャパン」の中石和良(なかいし・かずひこ)代表理事は、「世界の潮流から取り残されないためには、CEの加速度的推進が必要」と提言した。

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 スピーカーの一人である酒井里奈氏が代表を務める「ファーメンステーション」では、オーガニックな原料を使って化粧品などを製造しているだけではなく、ゴミを出さない循環型の企業運営を行っている。例えば、エタノール(アルコール)を製造する過程で発生する発酵粕(かす)も化粧品の材料にするほか、鶏や牛のエサに活用。さらに、その鶏糞(ふん)や牛糞は畑・田んぼの肥料にするなど、サステナブルな取り組みを実践している。

 CEの3原則は、1)自然システムの再生、2)製品と原材料を使い続けるNO WASTE、3)廃棄物と汚染を発生させない設計――だという。中東・アフリカなどと比べると資源が少なく、中国のような製造拠点にもなっていない日本が世界とともに闘っていくにはどうすべきか? CEで出遅れている現在、日本、そして国内の企業が取るべき政策は? 中石氏は「(今後欧米・アジアでCEが主流となるのを見据えて)CEのルール・倫理作りに力を入れるべき」と主張する。

 リサイクル先進国である日本がCE先進国にもなれるか。今、わたしたちはその分岐点に立っている。

Miyuki O.

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