先輩から後輩看護師へ「心から敬意と感謝」 コロナで日本看護学校協議会共済会会長

 新型コロナウイルスに取り組んでいる多くの看護職に向け、看護師の先輩でもある一般社団法人日本看護学校協議会共済会の荒川眞知子会長が、感謝と励ましの言葉を寄せた。同会の会報誌「Willnext Magazine」18号(6月30日発行)から転載する。


「新型コロナウイルス感染症とたたかう皆さまへ」

 

 これまでに経験したことのない過酷な状況の中で最善を尽くしておられることに心から敬意を表し、感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、社会全体が不安と閉塞感に包まれています。

 医療・介護の現場で仕事をされている皆さまは、これまでに経験したことのない過酷な状況の中で自らや家族の感染リスクを防ぎながら最善を尽くしておられることに心から敬意を表し、感謝申し上げます。

 私たち看護職は、病気の種類や症状、年齢や性別、職業や人種の違い等にかかわらず、だれに対しても平等に、そして目の前にいる方の安寧と回復、その人らしい生活をできるだけ早く取り戻せるよう支援することを責務とします。

 「ありがとう」の感謝の言葉がなくても職務を全うすることができるのは「使命感」「倫理観」「看護の技術」に支えられて仕事をする専門職だからです。しかし、今看護の力が十分発揮できない状況にあります。

 人員不足、防護関連用具や衛生材料の不足、院内感染防止のために、患者のそばに寄り添い、手で触れるという直接的なケアの制限等により、本来の看護が行えないことへの無力感等、心身ともに疲弊している状況に加え、「嫌悪・差別・偏見」という第三の感染症の拡大です。

 日本赤十字社は、「新型コロナウイルスの怖さは『3つの顔』にある。第1の“ 感染症”はウイルスによって引き起こされる『疾病』、第2の“ 感染症”は治療法が確立されていない等、強い『不安や恐れ』、第3の“ 感染症”は不安や恐怖が生み出す『嫌悪・差別・偏見』であり、さらなる感染の拡大防止のために『それぞれの立場でできることを行いながら、1つになって負のスパイラルを断ち切りましょう』」と呼びかけています。

 差別や、偏見、誹謗(ひぼう)中傷する人々の言動、行動は許しがたいことですが、「不安や恐れ」を抱いている人々をケアすることも「看護」であると考えます。

 看護職は「生涯現役」です現職を退いておられる多くの看護職の方々はきっとすでに行動を起こしていることでしょう。

 看護職に就いたばかりの新人の皆さんは「自分は未熟で何もできない、描いていた看護とは違う」と悩みながらの日々かもしれません。でも今自分にできることを精いっぱい行うことが、国民に大きな力を与えることにつながります。どうぞ自信をもってください。

 共済会は、その時代のニーズに即した対応を常に考えています。特に感染症に関する予防や対策について専門家や識者を交え当該問題を検討してきました。会員の皆さまが、安心して活躍していけるためにこれからも尽力してまいります。

一般社団法人日本看護学校協議会共済会 荒川眞知子会長
一般社団法人日本看護学校協議会共済会 荒川眞知子会長

略歴
 千葉県衛生専門学院看護学科、放送大学教養学部卒。厚生労働省看護研修研究センター幹部養成講座を修了。千葉県がんセンター勤務、東京警察病院看護専門学校教員・副校長、相模原看護専門学校長、日本看護学校協議会会長などを歴任し、2018年6月から現職。

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