今を乗りきり、1年後へ希望  横浜市、オリパラ1年前イベント

「おうちで体を動かそう」で、体操をアップしメッセージを寄せたENEOSの渡嘉敷来夢選手(ENEOS提供)
「おうちで体を動かそう」で、体操をアップしメッセージを寄せたENEOSの渡嘉敷来夢選手(ENEOS提供)

 新型コロナウイルスの影響で、開催が1年延期された東京2020オリンピック・パラリンピック。7月23日は本来ならオリンピック開会式の1日前だが、新しい日程ではちょうど1年前になる。感染者が減らず収束が見通せない中、祝祭の雰囲気は薄いものの、サッカー、野球・ソフトボールの会場となる横浜市では「今、スポーツにできること in 横浜。 for Tokyo2020」と題した1年前イベントをオンラインで開催した。横浜ゆかりの選手のメッセージや、大会スポンサーの協力による家でできるストレッチなどを紹介し、スポーツを通じて元気を届けようとしている。

▽舞台も選手も準備OK

 初めに、林文子市長が「横浜の関係者が一体となって、国内外からのお客様を温かなもてなしと万全の態勢でお迎えします。1年後に笑顔でお会いしましょう」とあいさつ。野球・ソフトボールの会場となる横浜スタジアムは客席の改造で3万4000人収容とスケールアップし、サッカーの横浜国際総合競技場も照明灯の設備が更新されフィールドの芝も張り替えられた。世界一を競うにふさわしい舞台が整えられている。
 横浜での大会は成績が良く好印象があるという卓球女子で2016年リオデジャネイロ・オリンピック代表の石川佳純選手(全農)は「1年後はオリンピックの舞台に立てると信じて練習しています」と話し、同じくリオの代表だったトライアスロン女子の上田藍選手(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)も「毎年開かれる世界トライアスロンシリーズ横浜大会が世界へのきっかけになった」と〝横浜愛〟を語る。いずれも横浜市青葉区にキャンパスがあるボクシング女子の入江聖奈選手(日体大)、パラ陸上の兎沢朋美選手(日体大)、車いすバスケットボールの古沢拓也選手(桐蔭横浜大)も1年後への決意を話した。

▽選手が手本、家で運動

 東京大会のスポンサーが提供した「おうちで体を動かそう!」のコーナーには、身近にできる体操やストレッチの動画もふんだんにアップされている。ENEOSは横浜市を本拠とする野球部の小林遼捕手がタオルを使った肩甲骨を柔らかくする動作、榎本和輝外野手は寝転んでできる下半身の強化法の手本を示している。バスケットボール女子の渡嘉敷来夢選手は全身を使う簡単なトレーニング法を紹介し「ステイ、ポジティブ(前向きに)」「ステイ、ヘルシー(健康的に)」と呼び掛けた。
 凸版印刷の社員でもあるパラ陸上の渡辺勝選手は、車いすに乗ったままでの上半身強化法、ラグビー女子の福島わさな選手は眼精疲労の回復につながる目のトレーニングを紹介。日本航空の社員でもある陸上走り高跳びの戸辺直人選手は、簡単なジャンプの練習を披露しているが、軽い動作でも高さが人並み外れ、一流選手の能力の違いを感じさせられる。

▽希望の合唱「あの空」

 このオンラインイベントは期間限定で、8月24日まで横浜市のオリンピック・パラリンピックのウェブサイト内から閲覧できる。時節柄、スポーツが持つ明るさ、アスリートが発散する元気をたたえる内容になっている。中でも美しいコーラスのアルケミストが持ち歌の「あの空」を横浜市立岡村小学校の児童とグラウンドで「頑張れ」と声高らかに合唱する姿は、今の時代へ立ち向かう勇気と1年後への希望を感じさせる。

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