行政や医療機関での手続きは、日本に住む日本人でさえ面倒で大変なことが少なくない。外国人ならなおさらだ。新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、さまざまな事情で日本にとどまっているものの、医療機関の受診に不安を抱えたり、支援を求める手続きが分からなかったり・・・という外国人住民の声は多い。明治大学国際日本学部 山脇啓造ゼミナール(多文化共生論)は、7月1日18時から、酒井直人中野区長と外国人住民の懇談会「コロナから考える緊急時の外国人住民への対応」をオンラインで開催する。
中野区に暮らす外国人は近年急増。新型コロナウィルスの影響で今年2月以降やや減少しているものの、2万人近い外国人は、住民の5.6%を占めている。今回は韓国、中国、アメリカ、シリア出身の学生をはじめ、外国人住民や日本人もふくめ約10人が参加。誰にとっても住みやすい街にするために何が必要かを議論する。聴講もできる。6月23日締め切り。