コロナ禍で春ドラマの放送休止が相次ぎ、その間、各局で過去の人気作が再放送された。初めて見る人には新鮮で、そうでない人には過去作品の魅力に改めて気付く機会を提供してくれたことだろう。そこでオーヴォ編集部は、4〜5月に再放送された名作ドラマ(初回放送終了後3年以上の民放作品)を対象に「面白かった名作ドラマは?」という調査をしてみた。
調査は、J:COMの投票機能を使って6月1~8日に実施し、男女529人から回答を得た(コア層35~49歳)。回答のトップは、2009年(第1期)に始まり2011年に完結編(第2期)が放送された、大沢たかお主演の「JIN -仁-」で、27%。全6回(4月18日〜5月3日)で放送された特別編の「JIN -仁- レジェンド」は、第1期と第2期を再編成したディレクターズカット版だ。とあることから江戸時代にタイムスリップしてしまった現代の医師、南方仁(大沢)。感染症治療薬もない時代に青カビからペニシリンを精製し、感染症などに立ち向かう姿に、コロナ禍を重ねて心を動かされた視聴者も多いだろう。
以下、「ハケンの品格」(12%)、「逃げるは恥だが役に立つ」(11%)、「下町ロケット」(9%)、「野ブタ。をプロデュース」(9%) 、「鍵のかかった部屋」(7%) 、「愛していると言ってくれ」(8%)、「コウノドリ」(6%)、「素敵な選TAXI」(6%) 、「99.9-刑事専門弁護士-」(6%)と続いた。
春ドラマの放送休止によって、再放送される過去の名作ドラマ。単なる再放送ではなく“2020特別編”として、出演者たちがリモートで登場して撮影時のエピソードを振り返った番組も多数あり、ファンにとってはまたと無い機会になった。大河ドラマと朝ドラまでもが放送休止となり少し寂しい期間だったが、そろそろ休止していた民放春ドラマが続々と再スタートを切る。今週は、引き続き名作ドラマの再放送と、そこに新番組も加わり、ドラマウオッチャーにとっては忙しい週となりそうだ。