トルコに行きたくなる!? イズニックタイルの魅力

イズニック陶器
イズニック陶器

 海外の陶器好きにはたまらないイズニックタイル。世界最古の手工芸の一つとして、世界中の人々から愛されるトルコ伝承のこのタイル装飾の歴史を、同国大使館が紹介してくれている。コロナ後の旅先候補、芸術鑑賞、もしくはインテリアやキッチンに取り入れる品々の選択肢に加えて眺めてみるのも楽しい。

 トルコでは9世紀頃からタイルが作られ始めたという。日本の平安時代あたりだ。生産地のイズニック(Iznik)は、古くからタイルや陶器に欠かせない良質な粘土が産出され、窯業が盛んな町。ちなみにトルコ領となる前のイズニックはニカイア、古典ギリシャ語でニケ(オリンポス 12神の女神で「勝利」を意味する。ルーブル美術館で多くの人が階段の前で写真撮影するあのサモトラケのニケだ)の町と呼ばれるヘレニズムの都市。その後、ローマ帝国、ビザンツ帝国を経て、トルコの領地になっている。

イズニックタイル
イズニックタイル

 この工芸品が花開いたのはオスマン帝国時代の15~17世紀。第一期(15~16 世紀半ば)には、紺や青、緑などを基調にしたシンプルな彩色、第二期(16 世紀半ば~17 世紀半ば)には特徴的な赤色も加わり、色彩鮮やかなものになっていったという。幾何学模様、唐草模様やバラ、カーネーション、チューリップなど植物の模様は宮廷社会でも人気を集め、今日に至るまで千年以上もの長い歴史を誇る伝統美となっている。

ブルーモスク
ブルーモスク

 オスマン帝国時代に建てられたスレイマニエモスクやセリミエモスク、イスタンブル周辺では、トプカプ宮殿、ブルーモスクの愛称で知られるスルタンアフメト・モスクをはじめ、オスマン帝国時代最古の民間建築のひとつでもある装飾タイル博物館も必見だ。

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