パナソニックは、同社初となる完全ワイヤレスイヤホン3モデルを発売した。ベーシックタイプの「RZ-S30W」(市場価格1万3,000円前後)、ノイズキャンセリング機能などを加えた「RZ-S50W」(2万1,000円前後)、さらに高音質化を図ったテクニクスブランドの「EAH-AZ70W」(3万1,000円前後)がある。
RZ-S30Wは基本性能を充実させたモデルで、タッチセンサーコントロールにより本体に触れるだけで音量や再生の操作が可能。タッチセンサー部にはBluetoothアンテナと基板を組み込むとともに、片側のイヤホンで受信してから一方に送る一般的な方式ではなく、左右イヤホンが個別同時に受信する左右独立受信方式を採用。小型軽量化と音切れを抑えた安定した受信ができるようになっている。雨や汗も大丈夫なIPX4相当の防滴仕様で、場内アナウンスなどが聞きとれる外音取り込み機能も備える。カラーはグリーン、ブラック、ホワイトの3タイプ。電池持続時間は本体で7.5時間、充電ケースと合わせて使うと約30時間。重さはイヤホン(片側)4g、充電ケース45g。
RZ-S50Wは、タッチセンサーアンテナや左右独立受信方式、IPX4仕様などの特徴に加えて、ノイズキャンセリング機能を搭載するのが特徴。周囲の騒音、環境音を抑えるフィードフォワードと、イヤホン内のノイズを抑えるフィードバックの2つのキャンセル動作を持ち、前者はデジタル、後者はアナログで制御して、より高精度にノイズを取り去る。ドライバーの振動板素材にはバイオセルロースを使ってさらに高音質化。カラーはブラック、ホワイトの2タイプ。電池持続時間は本体で7.5時間、充電ケースと合わせて使うと約22.5時間。重さはイヤホン(片側)7g、充電ケース45g。
テクニクスブランドのEAH-AZ70Wは、ノイズキャンセル機能やタッチセンサー、左右独立受信方式を継承しつつ、さらに高音質化技術を採用した上級モデル。ドライバーには軽量で強靭(きょうじん)なポリマー系のPEEKに、グラフェンコートで強化した大口径10mmの振動板を採用。筐体内の空気の流れをコントロールして、最適になるような構造としている。カラーはブラック、シルバーの2タイプ。電池持続時間は本体で7.5時間、充電ケースと合わせて約22.5時間。重さはイヤホン(片側)7g、充電ケース65g。
