映画館に行けないなら「紙の劇場」へ! 知られざる仕事師の全ポスターデザインが一冊の本に

映画と演劇ポスター

 映画館に行けないのがつらい・・・。そんな映画フリークに、昔の名画座へタイムスリップしたような気分にさせてくれる素晴らしい本をご紹介しよう。日本における映画ポスターデザインの第一人者・小笠原正勝氏の全仕事を網羅した、『映画と演劇 ポスターデザインワークの50年 知られざる仕事師の全仕事』(誠文堂新光社・東京)だ。氏が手掛けたポスター約500点をジャンル、時代ごとに掲載し、映画ポスターにまつわる貴重なエピソードも収録している。

 作品名でいえば、『旅芸人の記録』、『8 1/2』、『パリ、テキサス』、『ベルリン・天使の詩』、『山猫』、『ピアノ・レッスン』、『非情城市』、『青春の殺人者』、『家族ゲーム』・・・等々。監督では、ゴダール、ルイ・マル、タルコフスキー、ヴィスコンティ、ジム・ジャームッシュ、鈴木清順、市川崑など、そうそうたる面々の傑作が目白押しだ。

 目次は、東宝東和作品、ATG映画作品、フランス映画社BOWシリーズ作品、エキプ・ド・シネマ作品、といった配給会社と、日本映画、ヨーロッパ映画&アメリカ映画、ロシア映画、中国映画&アジア映画といった国別で分類されており、熱心な映画ファンなら大体の作品が目に浮かぶはず。そのほか、ドキュメンタリー映画、映画祭・特集上映作品、演劇・舞台作品の項目もあり、まさに小笠原正勝氏の全仕事を網羅した一冊に仕上がっている。

 あまり光が当たることのないポスターデザインという仕事だが、氏の作品をあらためて総覧してみると、こみ上げてくる懐かしさとともに、それがいかに素晴らしい芸術であったかを強く実感できる。定価は4,400円(税込)だが、B5判320ページに、500点がオールカラーで収録されているので、むしろ安く感じてしまうほどだ。

 映画館に行けないこの時期、映画ポスターという「紙の劇場」を訪れて家での時間を過ごすのも、悪くないかもしれない。

全国選抜小学生プログラミング大会
新型コロナ特集
スポーツ歴史の検証
スポーツ歴史の検証

K.K. Kyodo News Facebookページ

ニュース解説特集や映像レポート、エンタメ情報、各種イベント案内や開催報告などがご覧いただけます。

矢野経済研究所
ふるさと発見 新聞社の本
DRIVE & LOVE
11月11日はいただきますの日
野球知識検定
キャッチボールクラシック
このページのトップへ