“神泡”の進化で「プレモル」ファンを増やす! サントリー、2020年ビール新戦略

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 日本で「神」と言えば最大級の賛辞だ。伝統工芸の「神業」はもちろん、芸能人やスポーツ選手が、ファンが喜ぶ対応をする「神対応」、的確なコメントに感心させられる「神コメント」…。ビールの命といえる泡を巡っては、ビール各社が泡立ちの良さを競っている。

 そんな中、サントリービール(東京都港区)は、クリーミーな泡が特徴の「神泡(かみあわ)」を、よりレベルアップし2020年の“ビール戦争”に挑む。

 サントリーは、2月18日に東京都内で「2020年『ザ・プレミアム・モルツ』“神泡”戦略説明会」を開催。「プレモル」の愛称で知られる主力ビール「ザ・プレミアム・モルツ」を、味わいと泡立ちを進化させて市場投入する方針を示した。

2020年の“神泡”戦略を説明するサントリービールの西田英一郎社長
2020年の“神泡”戦略を説明するサントリービールの西田英一郎社長

 サントリービールの西田英一郎社長は、今のビール市場について「若者の酒離れや、ビールのメインユーザーである高齢者があまり飲まなくなっているほか、ハイボール人気など他のカテゴリーにシフトする動きもある」として、厳しい状況との認識を示した。

その上で「おいしさを実感してもらえば、ビール市場はまだまだ伸びる」と強調した。その鍵として、サントリーは「『泡』はビールにしかなく、ビールの『おいしさ』に直結する」として“神泡”のプロモーションを強化する。

「泡だけでなく、おいしさもアップした」とアピールするサントリービール・和田龍夫マーケティング本部長
「泡だけでなく、おいしさもアップした」とアピールするサントリービール・和田龍夫マーケティング本部長

 今回の戦略の説明に立った和田龍夫・サントリービールマーケティング本部長は、“神泡”を「ビールのおいしさの“ど真ん中”にある」と表現する。“神泡”は18年からプロモーションを始め2年たったが、「何となく泡がいい」という認識は消費者にあるものの、実際に飲んでいるという意味での認知度は「まだまだ低い」としている。

 そのため、1人でも多くの人に“神泡”を体験し、おいしさを実感してもらうことで「プレモル」ファンを増やしていくというのが新戦略の狙いだ。

「ザ・プレミアム・モルツ」(左)と「ザ・プレミアム・モルツ〈香 る〉エール」
「ザ・プレミアム・モルツ」(左)と「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」

 今回の「プレモル」のリニューアルについて、和田本部長は「詳しく話すと専門的になってしまうが、泡のタンパク質を分子レベルまで研究した」と自信を示す。プレモルのもう一つの商品「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」は「希少品種のホップを使用するなど進化させた」という。

 ファンを増やすための具体的なグッズとして「神泡サーバー2020」を投入する。これまでの神泡サーバーをコンパクトにしたハンディータイプで、超音波振動によってクリーミーな泡を家庭で気軽に体験できるように改良した。ビールを注ぐ際に、サーバーを使うことで口当たりが良くなり、コクのある味わいになるといい「仕上げの神泡」と名付けアピールしている。販売はせず、ビールを購入することで応募できる方式だ。

新しい“神泡”に自信を示す西田社長(右)と和田本部長
新しい“神泡”に自信を示す西田社長(右)と和田本部長

 ビールを飲む際は、必ず泡に口が触れる。口当たりは味わいにも影響する。確かに最近は「とりあえずビール」は飲むものの、次は焼酎かハイボールにいくケースが多い。2杯目もビールを飲むか、そしてこれまで他のアルコール飲料を飲んでいた人も「やっぱりビールはうまい」となるか。“神泡”戦略の成否は「神のみぞ知る」のかもしれない。

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