映像と音楽で気分高揚 オリンピックコンサート、全国6都市で7公演

オーケストラの演奏、合唱と映像を組み合わせるオリンピックコンサート
オーケストラの演奏、合唱と映像を組み合わせるオリンピックコンサート

 オリンピックの映像にオーケストラの演奏を合わせ、スポーツやオリンピック の素晴らしさに触れてもらうオリンピックコンサート。1997年から日本オリンピック委員会主催で開かれてきたイベントだ。2020年、東京オリンピックイヤーの今年は、スポーツ庁が後援、東京大会のゴールドパートナーである三井住友銀行が協力し、「プレミアムサウンドシリーズ」として全国6都市で7公演を予定。第1回が1月11日、東京芸術劇場で行われた。

▽ホールは祝祭気分

 東京公演では、競泳でオリンピック出場経験がある俳優の藤本隆宏さんが司会を務め、いずれもメダリストである有森裕子さん(92年バルセロナ大会陸上女子マラソン2位、96年アトランタ大会同3位)、星奈津美さん(12年ロンド ン、16年リオデジャネイロ両大会競泳女子200メートルバタフライ3位)、 小谷実可子さん(88年ソウル大会シンクロナイズドスイミング・ソロ、デュエッ トともに3位)がゲストオリンピアンとして登場した。演奏はTHE ORCH ESTRA JAPANで、指揮は海老原光さん。

 64年の「オリンピック東京大会ファンファーレ」で幕を開け、同じく東京大 会で使用された古関裕而作曲のオリンピック・マーチ、ヴェルディ作曲の歌劇 「運命の力」から序曲、映画「E.T.」から〝地上の冒険〟(J・ウィリアムズ 作曲)と続いた。大画面には64年大会の陸上男子男子百メートルを制したボブ ・ヘイズ(米国)やマラソン優勝のビキラ・アベベ(エチオピア)、女子バレー ボール金メダルの日本の姿などが映された。68年メキシコ大会から16年のリ オ大会までのオリンピック名場面も紹介され、懐かしさと心が浮き立つ音楽の相乗効果で、ホールは祝祭気分で満たされた。

演奏に合わせ次々に名場面が映され感動も新たに
演奏に合わせ次々に名場面が映され感動も新たに

 第2部でも、日本や世界の歴代のライバルストーリー、日本のレジェンド、2 0年期待の選手などの映像が流された。オッフェンバック作曲「天国と地獄」序曲、チャイコフスキー作曲幻想序曲「ロミオとジュリエット」から、などのよく 知られた曲の演奏にNHK東京児童合唱団の合唱が加わり、最後は荘厳なオリンピック賛歌で締めくくられ、この夏への期待が大きく膨らんでいった。

▽メダルの重みは一緒

 演奏の合間にはオリンピアンによるトークショーも行われた。有森さんは「バルセロナで金メダルのエゴロワさん(EUN=当時)が格好よくてうらやましかっ た。いつか追いつきたいという思いがアトランタの銅につながった」と思い出を 披露。星さんは「映像と音楽の融合で感動がより大きなものになった」と感想を話した。また16歳でバセドーを発症した星さんは「病気と闘いながらの競技生活だった」と振り返り、持参した2個のメダルを掲げた。小谷さんんもメダルを 持ってきたが、星さんのメダルに比べるとかなりサイズは小さい。しかし「小さ くても重みは一緒です」と話し、拍手を浴びた。

オリンピアンのトークショー、左から藤本、小谷、星、有森の各氏
オリンピアンのトークショー、左から藤本、小谷、星、有森の各氏

 20年は地元開催、当然日本選手への期待も高まる。司会の藤本さんは「競泳 男子個人メドレーの瀬戸大也選手と萩野公介選手の争いを見たい」とライバルス トーリーを挙げると、有森さんは「両大会ともわたしは低い評価だった。でもど うなるか分からない。結果が分からないのが人間の最大の望みだと思う」と選手 にエールを送る。小谷さんは「わたしは選手村の副村長。選手村でどう過ごすか が競技に影響するので、最高の状態で本番を迎えられるよう手助けしたい」と約 束した。

 プレミアムサウンドシリーズはこの後、2月2日に愛知県芸術劇場、同11日 に広島文化学園HBGホール、同16日に大阪市のフェスティバルホール、3月 1日に仙台銀行ホール、同29日に札幌市のKitara大ホール、4月4日に 東京オペラシティで開かれる。

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