19年最後は東京の真ん中で オリンピックデーラン、神宮球場で開催

広い神宮球場のグラウンドで準備体操
広い神宮球場のグラウンドで準備体操

 オリンピック出場経験者(オリンピアン)が参加者と一緒に体を動かし、トー クショーなどの交流を通じてオリンピックの楽しさと意義を伝えるイベント、オ リンピックデーラン。1987年から始まり2019年で23年目。19年は台 風の影響で長野大会が中止になったが、新たに東京大会が加わり全国9会場で開 かれた(協力・アシックスジャパン、JXTGエネルギー)。最後の東京大会は 12月21日、神宮球場とその周辺が舞台。20年東 京オリンピックの主会場となる国立競技場の隣での開催で、7カ月後に迫った本番に向け機運が高まってきた。

▽年末年始も米国で練習

 オリンピックデーランが地方で開催される場合は、子どもたちが主役になるケースが多いが、東京の真ん中を舞台にした今回は、子どもから年配者まで、老若男女さまざまな人たちが参加した。オリンピアンも冬季、夏季の競技から12人が 登場。主催者である日本オリンピック協会の山下泰裕会長(柔道)のほか、来賓 の橋本聖子オリンピック担当大臣(スピードスケート、自転車)、ゲストの瀬古 利彦さん(マラソン)、途中から応援に駆けつけた20年東京大会日本選手団公式応援団長の松岡修造さん(テニス)らを含め豪華な顔ぶれになった。

 19年のオリンピック・ムーブメント・アンバサダーを務めた小塚崇彦さん (フィギュアスケート)が、スタンドに設けられた聖火台に火をともしてイベン ト開始。ジョギング(2キロと2・5キロ)とウォーキング(2・5キロ)、野 球のティーボールの指導などが、普段は入ることができない神宮球場のグラウン ド上で繰り広げられた。トークショーでは田中琴乃さん(新体操)が180度の 開脚やリボンの演技で参加者を驚かせ、39歳で現役の沢野大地選手(陸上棒高 跳び)が「年末年始はアメリカで練習。年越しそばを持参する」と話すと、小塚 さんも「現役時代、海外遠征には米と味噌を必ず持っていった」と明かした。

ティーバッティングで指導する宮本慎也さん
ティーバッティングで指導する宮本慎也さん

▽次こそで5大会

 スキー・モーグルの上村愛子さんは、1998年の長野冬季大会から5大会連 続でオリンピックに出場したが、7、6、5、4、4位とメダルに届かず、20 10年のバンクーバー大会で「どうしてこう一段ずつなんだろう」と涙を流した 場面はいまだに胸に迫る。長い間、どうモチベーションを維持したのかという質 問に「次こそは次こそは、という気持ちだけだった」と話し、参加者もオリンピ アンも静かに聞き入った。たくさんの質問を受けたのは野球でアテネ、北京の2 大会に出場した宮本慎也さん(元ヤクルトコーチ)。飛球を上手に捕るための方 法を「サッカーのヘディングの要領でボール落下点に入り、額に当てるつもりで」 と説明。バルセロナ大会に出場した元オリックスの大島公一さんと2人で実演し てみせた。

エネゴリくんも上村愛子さん(前列左)らと体操
エネゴリくんも上村愛子さん(前列左)らと体操

▽この盛り上がりを五輪後も

 イベントを見届けた山下会長は「20年3月にプールが完成すると、すべての 競技施設がそろいます。7カ月なんてすぐですから、みんなの力を合わせてオリ ンピックを成功させたい」と力強く話した。アンバサダーを務めた小塚さんは1年間の活動を振り返り「各地で交流し、東京大会に向け盛り上がりを感じている。 それをオリンピック後へも、つなげていきたい」と未来への希望も話した。

19年最後のオリンピックデーランに集合したオリンピアンたち
19年最後のオリンピックデーランに集合したオリンピアンたち
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