地域交流とオリパラの理解求め ENEOSが製油所開放しイベント

自らイベント運営に当たる安藤副所長
自らイベント運営に当たる安藤副所長

 企業が地域住民と交流を図る機会はさまざまな形があるが、エネルギー大手の JXTGエネルギーは、横浜市の根岸製油所と川崎市の川崎製油所でスポーツを 絡めたイベントを開催した。同社は2020年東京オリンピック・パラリンピッ クのスポンサーでもあり、その権利を生かし車いすバスケットボールやボッチャなどの体験を通じ、住民や協力会社の社員、家族との交流を深めた。

▽パラリンピックに関心持って

 11月23日に根岸製油所を開放しての「ENEOSスポーツフェスティバル in根岸」は、今年で3回目になる。安藤主一(ゆきかず)副所長によると、1 0年前くらいまでは夏祭りのような雰囲気で地域交流イベントを開いていたが、 その後中断。オリンピック、パラリンピックのスポンサーになってから再び「地 域交流と少しでもパラリンピックに関心を持ってもらう」ことを狙いに復活した。 同時に地域の学校や団体などにも発表の場を提供して親しみを持ってもらう。安藤さん自身もこうした活動を通じてオリパラの理解を深め、20年大会のボランティアに募集し、採用が決まっているという。

 構内の体育館では5メートル走の計測、サッカーのキックスピードの計測、的 を9分割したストラックアウト、ボッチャの体験、スピードガンチャレンジなど のコーナーが設けられ、車いすバスケットボールの体験レッスンも開かれた。ホー ルでは地元、根岸小学校、根岸中学校合唱団の発表や、磯子消防団の活動PRな ども行われた。あいにくの雨模様だったが、広場に設置された大きなテントの下 では、社員手づくりの牛丼や煮込み、焼きそばなどの食べ物や生ビールも販売さ れ、家族連れや仲間で週末のお昼を楽しんだ。

食事やビールを楽しむ来場者
食事やビールを楽しむ来場者

▽仕事とスポーツの共存目指す

 車いすバスケットボールのレッスンでは、地元の強豪チーム、パラ神奈川の中心選手、西村元樹さん(27歳)が指導に当たった。車いすを操作しながらのプレーは戸惑いの連続だったが、参加した子どもたちは一様に「面白かった」と笑 顔で話した。西村さんは根岸製油所技術グループのエンジニアでもある。同グルー プは製油所内の装置の運営のほか、修理、改善などのトラブル処理に当たる「製 油所の頭脳」とも言えるセクションで、西村さんも東京工業大学大学院を卒業し た「理系アスリート」だ。

体験参加者に説明する西村元樹さん(右)
体験参加者に説明する西村元樹さん(右)

 日本代表候補でもある西村さんは「パラリンピックに向けて車いすバスケを盛 り上げていかなければ。普及のための仕事も大事です。それに週に5日、仕事を して、合間に練習をこなす。それでプレーヤーとしても高いレベルを維持する。 そういう新しいモデルをつくりたい」と淡々と話す。目指しているのは「仕事と スポーツの共存」の究極の姿だ。

▽見てほしい防災体制

 根岸製油所と同様に、都会の中の製油所である川崎製油所でもスポーツイベントが行われた。根岸に比べ規模はやや小さいが、所長の下村啓さんは「昭和30 年代の高度成長期のころは周辺に子どもの数も多く、町内会の人に製油所を見て もらう機会をつくろうとイベントを始めたようです。製油所を外部の人に見ても らうのは大切なことで、防災をどう進めているのか分かってもらえる。イベント の運営では、スタッフの若い社員も頑張っています」と話してくれた。

川崎製油所の下村所長(左)とエネゴリくん
川崎製油所の下村所長(左)とエネゴリくん
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