目指すは大学日本一 創部100年の28年に、日大ラグビー部

3戦全勝同士の日大(黒いジャージー)と東海大(青いジャージー)が対戦
3戦全勝同士の日大(黒いジャージー)と東海大(青いジャージー)が対戦

 2028年の創部100年に大学ラグビー日本一を目指す古豪、日本大学(以 下日大)。「GO 100 STRONG AGAIN」を合言葉に今季の関東 大学リーグ戦では昨季の上位校を連破し、3勝1敗の勝ち点13(11月3日現 在)で、東海大(勝ち点16)に続いている。3日には3戦全勝同士で昨季優勝 の東海大と対戦、パワーとスピードで圧倒され7―50で敗れた。しかし、この敗戦で復活は簡単ではないことを部員たちは感じ取り、壮大な目標に向かい決意 を新たにした。

 ▽最後のリーグ制覇は85年

 日大は1928年(昭和3年)に創部。当初は関東対抗戦に属し2度優勝した。 67年(昭和42年)にリーグ戦発足にともないリーグ戦グループに所属。以後 3度のリーグ戦優勝、4度の大学選手権ベスト4の実績を誇る。しかし、リーグ 戦制覇は85年、大学選手権4強は97年を最後にかつての輝きを失いつつあっ た。日本一の目標設定とともに、今季で4年目になる中野克己監督はFWの強化 に乗り出し、かなりの手応えをつかんだ。実際、日大は昨季5位ながらリーグ戦 開幕から同4位の法政大、同3位の流通経済大、同2位の大東文化大を立て続け に破り旋風を起こした。

 坂本駿介主将(4年、青森・三本木農高)、藤村琉士(3年、京都成章高)、 新井真魚(2年、神奈川・日大高)が並ぶ第1列は強力で、スクラムを組む場面 では「サッカモト、フジムラ、アーラーイ」の声援が応援団から飛ぶ。しかし、 東海大戦では前半の半ばまでは互角に渡り合ったが、その後は力負けする場面が 目立ち、思わぬ大差を付けられた。ここ数年、大学選手権で上位に進んでいる東海大の試合運びのうまさ、勝負どころを心得た集中力の差がのぞいた。

コートサイドまでびっしりのファンに、感謝の挨拶をする日大ラグビー部員
コートサイドまでびっしりのファンに、感謝の挨拶をする日大ラグビー部員

 ▽下級生に主力多数

 中野監督は「FW強化には力を入れてきた。東海大戦は譲れない試合だったが、 コンタクトなどの勝負どころで劣勢に回った。われわれは創部100年の優勝を 目指し強化を始めたばかり。簡単にはいきません。3連勝で得た自信を無駄にし ないよう、また練習して出直します」と話した。U―20(20歳以下)トンガ 代表のナンバー8、テビタ・オト(2年)、U―18フィジー代表のセンター、 ナサニエル・トゥポウ(1年)、元高校日本代表候補のFB普久原琉(1年、沖 縄・コザ高)ら、チームの主力には下級生も多く、これから経験を積めばと期待 させる。

さらにFWの強化に励むと話す日大・中野監督
さらにFWの強化に励むと話す日大・中野監督

 ワールドカップでの日本代表の活躍で、ラグビーは今、注目を集めている。南 アフリカの優勝で沸いた翌日に行われた東海大戦は、東京都大田区の東京ガス大 森グラウンドが会場。数百人が座れる簡易スタンドは無論のこと、コートサイド にもびっしりと多くのファンが詰めかけ注目の一戦を見つめた。以前、子どもが 日大ラグビー部に所属していたこともあり日大戦を欠かさず観戦しているという 荻原一郎さん(54)=山梨県勝沼市=は「日大の試合に、こんなにお客さんが 集まり驚いている。昔、ヘラクレス軍団と呼ばれて優勝争いをしていた古豪の復 活に期待したい。ラグビーブームが競技の底上げにつながればいいですね」と、 思わぬ盛況にうれしそうに話してくれた。

PR特別企画
スポーツ歴史の検証
スポーツ歴史の検証
TAFISAワールドコングレス2019

K.K. Kyodo News Facebookページ

ニュース解説特集や映像レポート、エンタメ情報、各種イベント案内や開催報告などがご覧いただけます。

矢野経済研究所
ふるさと発見 新聞社の本
DRIVE & LOVE
11月11日はいただきますの日
野球知識検定
キャッチボールクラシック
このページのトップへ