「料理しない時代」に弁当を作る意味とは? 6月14日の「弁当の日」に提唱者・竹下さんが解説

88881 日本の昔話「おむすびころりん」はそのタイトル通り、おむすび=おにぎりが重要な筋運びを演じる。

 坂を転がり始めたおにぎりをおじいさんが追いかけることから物語は動き出す。おコメで作ったおにぎりが、走って追いかけるに値する“価値”が話の大前提。お金よりおコメがモノをいう「コメ経済」時代のお話だ。

 話は変わって電子マネーが飛び交い「お金」の意味さえ変わろうとしている現代。おにぎりを追いかけるおじいさんの姿に、子どもたちはさて何思う?

 「おじいさん走ったら危ないよ」と言う子ばかりではなく、「コンビニで買えば」と本心から思う子がいても不思議ではない。

 事実、ガソリンスタンドより多いコンビニの売れ筋商品の一つはおにぎり。現代のおにぎりは作るものではなく、いまや“買うもの”になりつつある。

現代の「おむすびころりん」は、おにぎりより500円玉を転がす方がしっくりくるかもしれない。

 おにぎりとともにコンビニの棚に並ぶお弁当もまた同様。今や「買う派」が優勢で、「作る派」は少数派。弁当は“包む”ものではなくコンビニのビニール袋に“入れる”ものだ。

 もうずいぶん前から、多くの人がおにぎりや弁当を作ること、つまり「料理」から遠ざかる時代になっている。

 便利な社会といえば便利だが「これではいかん、何か大切なものが失われてしまう」と2001年に声を上げたのが当時教師をしていた竹下和男さん。香川県の小学校で子どもたちが弁当を作る取り組み「弁当の日」を始めた。

 料理をしなくてもなんら不便を感じない時代に、竹下さんは、なぜあえて子どもたちに「弁当づくり」を勧めるのか。当初ドン・キホーテのように見えた竹下さんの取り組みは現在およそ2000以上の学校に広がっている。

 弁当の日に込めた“真の思い”を竹下さん自ら詳しく話す「第2回『弁当の日』情報交換会」が6月14日午後5時半から、東京都港区東新橋の共同通信社22階大会議室で開かれる。定員は100人、参加無料。

 竹下氏のほか、群馬県に本社を置くスーパー、フレッセイの斎藤こずえさん、弁当の日に取り組む東京都足立区立第一中学校の元PTA会長・小林雅行さんの講演もある。

 参加申し込み、問い合わせは「弁当の日」応援プロジェクト事務局(株式会社共同通信社企画事業部)、電話03(6252)6031。e-mail:kki.bentounohi@kyodonews.jp

詳細は「弁当の日」応援プロジェクトのホームページ参照。申し込みは先着順。定員に達し次第締め切る。

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