靴ひもを結ぶのはもう古い? 新タイプのひも続々と登場

結ばなくてもいい靴ひもの一つ、結び目のような“こぶ”が特徴のクールノット。
結ばなくてもいい靴ひもの一つ、結び目のような“こぶ”が特徴のクールノット。

 英国コメディー映画の傑作『白衣の男』(1951年)は、「汚れもしなければ破れもしない生地」の“発明”が、不利益を恐れる資本家や労働者を巻き込む大騒動に発展するが、「結ばなくてもいい靴ひも」の発明は、世界中のスポーツ愛好者らに歓迎されているようだ。

 靴ひも自体を使わない運動靴は、子供用のマジックバンドの靴が昔からあったが、結ばなくてもいい靴ひもは、ひもは使うが結ばずに靴を足に密着させる。

 現在商品化されている「結ばなくてもいい靴ひも」には、さまざまなタイプが存在する。

 マグネットの力を借りてひもをつなぎ止めるものから、リュックや布袋の口を締めるのによく使われている「止め具」を使ったものなど、とにかく“結ぶ以外の方法”で、ひもをしっかり止めて足を靴に密着させる新アイデアが続々と生まれている。

 中でも最も多いのは、ひもの素材にゴムを使い、その弾力性を、ひもの“締め付け力”として利用するもの。

 例えば、ひもの内部が伸縮自在のゴム製で等間隔に配された「数珠状」の突起が特徴の「クールノット」は、ゴムの弾力性を締め付け力に“反転”させ、使い勝手をよくしている。数珠状の突起はひもを固定させる“ストッパー”の役割を果たし、足と靴のほどよい密着感を生み出す。

 市場に出回っているいずれの商品も色が豊富で靴ひもがおしゃれアイテムの一つになっていることをうかがわせる。

 結ばなくてもいい靴ひもの価格は1,000円前後のものが多い。従来の結ぶ靴ひもに比べると高いが、結ぶ手間は惜しんでも靴のおしゃれは手放したくない向きには、心地よく足にフィットするかもしれない。

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