市場からタパスまで 【カタルーニャを訪ねて】その3

ボケリア市場の香辛料店
ボケリア市場の香辛料店

 食は旅の大きな楽しみの一つ。バルセロナ市内の市場をめぐり、にぎやかなスタンドで名物のランチ。カタルーニャならではの食を一巡りしてみよう。

 観光客が押し寄せて地元住民の生活に影響が出る「オーバーツーリズム」が世界各地で問題になっているが、バルセロナのボケリア市場もその一つ。一時期は「観光客お断り」の曜日があったというほど人気の“市民の台所”だ。来るなと言われても、“食い気”には抗いがたい200店が軒を連ねている。名物のハムから肉、内臓、野菜、魚、干物、果物、香辛料、卵、チーズ、そしてタパスバーだ。

 どれもこれも食べたくなる気持ちを抑え、混雑しているボケリアは目で満足して、カテドラルを挟んで反対側にあるサンタ・カテリーナ市場へ。こちらは80店舗と、ボケリアに比べれば小規模な市場で地元民が多く、比較的落ち着いて歩くことができる。一角にある店のカウンターに座り、「今日のアロス」で昼食。ムール貝やエビと米を煮込んだ一皿で満腹になる。

独特の外観も有名なサンタ・カテリーナ市場
独特の外観も有名なサンタ・カテリーナ市場
サンタ・カテリ-ナ市場の魚介のアロス
サンタ・カテリ-ナ市場の魚介のアロス

 もちろん、街中にもタパスを楽しめる場所は無数にある。旅行者にとっては店選びがひと苦労だ。市場のカウンターで定番を楽しんだら、次は創作タパスの老舗といわれる「Tapas24」が一案。以前、ミシュラン三ツ星で世界一予約がとれないといわれたレストラン「エル・ブジ」(閉店)で、チーフ・シェフを務めていたアベジャン氏の店だ。カジュアルなカウンター席は他店同様だが、生ハムとモッツァレラチーズを挟んだトリュフ風味のホットサンドイッチなど、じっくり味わいたいタパスが並んでいる。

Tapas24のトリュフ風味のホットサンドイッチ
Tapas24のトリュフ風味のホットサンドイッチ

 スペインに来たらやはりパエリア、という向きには、米の代わりにパスタを使ったフィデウアを。さらにカタルーニャに浸るなら、アーモンドや松の実、トマトなどで作ったロメスコソースを味わえる店に。例えば「El Glop」なら、フィデウアはもちろん、旬の焼き野菜をロメスコソースで味わえる。

パスタのパエリア、フィデウア
パスタのパエリア、フィデウア

そしてカタルーニャと言えば「パン・コン・トマテ」。スライスしてトーストしたパンにトマトを塗り、オリーブオイルや好みで塩をふる。カフェランチでサンドイッチを頼んでも、パンにはトマトが塗ってある。これに慣れているカタルーニャの人々は、マドリードなど他の地域で食べるトマトなしのパンは物足りないのだという。

Text by coco.g


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