写真とともに見る皇室の和歌展「象徴のうた〜皇室のこころ〜」 あべのハルカス近鉄本店で好評開催中

 令和の時代が幕を開けた5月1日、あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で、皇室の方々が詠まれた和歌を写真と解説を交えながら見る「象徴のうた〜皇室のこころ〜」展がスタートした。

会場入口、左は宮中歌会始の様子。
会場入口、左は宮中歌会始の様子。

 展示されている和歌は、およそ40首。全国30の新聞に1年にわたり連載され、大きな反響を呼んだ「象徴のうた〜平成という時代〜」から厳選したもの。和歌の解説を手掛けたのは歌人で宮中歌会始選者の永田和宏さんだ。

 展示ゾーンは6つ。「被災者に寄り添う“うた”」には、上皇、上皇后陛下が膝をついて声をかけられながら被災地を見舞われる写真とともに被災者に思いを寄せる和歌が並ぶ。

「被災者に寄り添う“うた”」の展示ゾーン
「被災者に寄り添う“うた”」の展示ゾーン
解説を読む女性たち。
解説を読む女性たち。

 平成の時代には、昭和の皇室にはなかった新たな生活様式が作られた。親と子が一緒に生活しその中で子の成長を育むという、私たちにとっては当たり前の家族像だ。「家族をおもう“うた”」には、子や孫の誕生、成長を喜ぶ上皇ご夫妻のお姿が見て取れる。

「家族をおもう“うた”」の展示ゾーン。
「家族をおもう“うた”」の展示ゾーン。
「家族をおもう“うた”」の展示ゾーン。
「家族をおもう“うた”」の展示ゾーン。

 戦後の節目節目には、広島、長崎、沖縄、東京大空襲の地に加え、激戦地サイパンやパラオ・ペリリュー島などの戦跡を巡られてきた上皇ご夫妻。「慰霊の旅の“うた”」には平和を願う強い意志がにじみ出ている。

「慰霊の旅の“うた”」の展示ゾーン。
「慰霊の旅の“うた”」の展示ゾーン。

 上皇ご夫妻の歌が2首ずつ紹介される「深い愛の“うた”」では、愛と信頼で結びついた夫婦としてのお姿が紹介されている。永田さんは、「平成30年の『語』というお題では、見事な相聞(そうもん)の歌を詠んでおられました。これまで、相聞の歌を詠まれた天皇、皇后はいません。互いに相手を尊敬し信頼する関係が歌にとてもよく表れています」と宮中歌会始での様子を振り返った。

「深い愛の“うた”」の展示ゾーン。
「深い愛の“うた”」の展示ゾーン。
右から「語」のお題で詠まれた上皇、上皇后両陛下の歌。
右から「語」のお題で詠まれた上皇、上皇后両陛下の歌。

 象徴天皇とはいかなるものか。具体的な提示がない中、自らの手で解答を見つけてこられた「模索し続けた<象徴>の“うた”」では、悩みながら歩んでこられた道のりが垣間見られる。

「模索し続けた<象徴>の“うた”」の展示ゾーン。
「模索し続けた<象徴>の“うた”」の展示ゾーン。

 「皇太子殿下と雅子さま(当時)は、家庭をとても大事にしておられます。殿下からはどんなことがあっても雅子さまを守ろうという強い意志が感じられ、家庭のことを詠っておられるところが微笑ましい」と永田さんが語ったのは、令和の時代を歩まれる「新天皇、皇后両陛下の“うた”」。

「新天皇、皇后両陛下の“うた”」の展示ゾーン。
「新天皇、皇后両陛下の“うた”」の展示ゾーン。
「新天皇、皇后両陛下の“うた”」の展示ゾーン。
「新天皇、皇后両陛下の“うた”」の展示ゾーン。

 会場を訪れた大阪市内在住の70代の女性は「美智子さま(のご成婚)の3年後に結婚したんです。美智子さまとは到底違いますけど、私も田舎から大阪に初めて出てきて…。当時を思い出してほろっと来ました」と感想を述べた。

 「皇室の方々が“為されてきた事柄”は写真や年表で見られますが、“お気持ち”は歌を見ることで一番よく分かります。皇室の方々がどういう“お気持ち”で被災地訪問や戦地の慰霊をされてきたのか、歌や歌の解説を読んでぜひ知っていただきたい」と永田さんは展示に込められた願いを伝えた。

『象徴のうた〜皇室のこころ〜展』

入場無料
会場:あべのハルカス近鉄本店 9階催会場

日時:5月14日(火)まで。午前10時〜午後8時(最終日は午後5時閉場)


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