多文化が共存し交錯するカナダ【留学生さとみ・ゲルフ・ワクワク通信】

学生がお揃いのウェアを着てボランティア活動
学生がお揃いのウェアを着てボランティア活動

 カナダ・ゲルフ大学の授業では英語の上達のためのカリキュラムと格闘する日々が続くが、休日などには留学生のために様々なアクティビティ(授業外活動)を大学が用意してくれる。英会話の実践とカナダの文化を知る目的に、積極的に参加している。

St. Jacobs Farmers Market
St. Jacobs Farmers Market

 先日、「St. Jacobs Farmers Market」というゲルフで有名なマーケットに出かけた。建物が素朴な木の造りで開拓時代の雰囲気が漂う広大な敷地のマーケットだ。一階に20ほどの食料品店があり、新鮮な野菜や果物や名産品がずらりと並んでいる。二階には個性的な帽子や服などの店もあり、まるでフリーマーケットのようだ。このマーケットは「モザイクの国」とも呼ばれるカナダそのものだ。韓国人がキムチを売る店やケバブの店もあり、寿司も店先に並んでいる。ゲルフはオンタリオ州の南西部にあり英語圏だが、マーケットを歩いていると様々な言葉が耳に入り、まさに多様性の国だと実感する。

 6月には「Multicultural Festival」にボランティアスタッフとして参加した。このフェスティバルは名前の通りの「多文化フェスティバル」で、多様な民族コミュニティがそれぞれの趣向により舞台で演じ、独自の食も提供する。ダンスも南米チームや多国籍グループなどが参加し、多文化が共存してゲルフの街を発展させようという、移民の国カナダらしいイベントだ。イベントは大小の地元企業が協賛し、多くのボランティアスタッフによって運営されている。
 私の担当は、イベント来場者にアンケートをとる活動だ。来場回数やお目当ての出し物・料理、フェスティバルの感想などを来場者に聞いて回る。回答は、フェスティバルに好意的な意見が多く、地元で愛されているイベントなのだと実感した。

オタワ国会議事堂
オタワ国会議事堂

 プチ旅行でカナダの首都オタワも訪れた際に「トロントやモントリオールといった大都市があるにもかかわらず、何故オタワが首都に選ばれたのか?」と現地で聞いてみた。ゲルフがあるオンタリオ州はイギリス文化圏で、その東に位置するケベック州はフランス文化圏。オタワは両文化圏のちょうど境目に位置しているため、英仏両文化をつなぎ多民族国家カナダを末永く見守るようにという願いを込めて首都に選ばれたそうだ。

 留学して4ヶ月、ゲルフ大学のクラスでは、中国、韓国、日本の学生が切磋琢磨して英語力を高めあっている。休み時間も英語のコミュニケーションを心掛け、助け合っている中で「日本人は敬う気持ちがあって素晴らしいと思う」「韓国人の子たちは女子力が高く友達想いだよね」と、国籍を超えたポジティブなコミュニケーションができるようになってきた。

<執筆者>
武蔵野大学 新井さとみ(あらいさとみ)
カナダ・オンタリオ州にある「ゲルフ大学」に留学中。
武蔵野大学から世界へ
https://www.musashino-u.ac.jp/international/study-abroad/


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