日本の食や文化を再認識する 中国の古都西安で【留学生さきほ・西安ワクワク通信】

冒菜(マオツァイ)
冒菜(マオツァイ)

 西安に来て約3ヶ月、早くもハマった料理がある。その料理は「冒菜(マオツァイ)」。一週間のうち少なくとも1~2回は食べている、私の一押し料理だ。
 野菜やお肉などの具材を自分で選び、好みの味付けをするのがポイント。味付けは「麻辣(マァラァ)」「微辣(ウェイラァ)」「三鲜(サンシェン)」の三種類で、麻辣が1番辛く、次に微辣。三鲜は辛さが苦手な人でも大丈夫だ。選ぶ具材の種類と”重さ”によって値段が変わるが、お腹いっぱいに食べても20元前後(300~400円)と手ごろな価格で大満足。

 中国人客の皿の中を覗くとほとんどが真っ赤。西安に来た当時は辛すぎて食べられなかったが、三ヶ月たった今では、私の皿も真っ赤な麻辣だ。
 おすすめの店は、陝西(せんせい)師範大学のキャンパスを出てすぐの師大路にある「三顾冒菜(サングゥマオツァイ)」。昼も夜も留学生や地元の中国人で賑わっている人気店だ。

三顾冒菜(サングゥマオツァイ)
三顾冒菜(サングゥマオツァイ)

 クラスの皆も冒菜が好きなのかというと、実はそうではない。欧米やカザフスタン、キルギスから来たクラスメイトは、数年たっても辛い料理は苦手で食べられないと言う。また、ハラル認定されたもののみを食べるクラスメイトも多い。日本人は中国料理など、辛い料理も身近で、改めて日本人の食文化の多様性を認識した。

 料理に限らず、多国籍な留学生に囲まれていると自分が日本人であることを考えさせられる機会が多い。私のクラスの半分はカザフスタン人とキルギス人。次に多いのが韓国人、他にはアメリカ、ロシア、モンゴル、コロンビア、イエメンと私達日本人だ。
 留学生たちは、古都長安の趣と近代化が調和する西安のエネルギーに引き寄せられて集まってきているのでは?思うことがある。私もその一人だからだ。

 留学生の共通語は中国語で、授業だけでなく休み時間にも中国語が飛び交う。漢字については、日本人が俄然有利だ。字がきれいで速く書けると感心され、漢字を使う民族なのだと改めて自覚する。
 日本人留学生は陝西師範大学全体で7人しかいない。日本人は少数派のため、皆が興味津々で日本のことを知りたがる。日本のアニメ、漫画、映画などで見たことを「これは本当なのか?」「本当に日本にあるのか?」と質問攻めされることもよくある。
 日本料理も寿司は皆が知っている。日本の電化製品、車などの企業名もよく知られている。そのような中、他国の留学生からの質問に答えられない場面では悔しい思いをする。スマホで調べたりせずに、その場でスパッと答えたいものだ。

 留学の際には、むしろ日本についての知識が必要ではないか。

<筆者>
武蔵野大学 安岡咲穂(やすおか さきほ)
今年3月から中国・陝西(せんせい)省の古都西安市にある「陝西師範大学」に留学中。
武蔵野大学から世界へ
https://www.musashino-u.ac.jp/international/study-abroad/


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