音へのこだわりに徹したオトナ感覚のBluetoothスピーカー

 スマホとワイヤレスで簡単につながってその音楽コンテンツが楽しめるBluetoothスピーカーが今、大人気。しかしこの手のスピーカー、安価で作りもいかにもプラスチックというものがネットショップにはあふれているし、しっかりした作りのオーディオブランド製もカジュアルなデザインやポータブル性を意識したものが多い。シンプルにいい音でオーディオや音楽を聴くことが最優先という要望に応えてくれるものを見つけるのはむずかしい。

 そんな中、ちょっと気になる存在が、6月8日にインターアクション(横浜市)から“オラソニック”ブランドで発売される「IA-BT7」(市場価格3万円前後)というモデルだ。05.22_Olasonic-01

 オラソニック(Olasonic)は、数年前、卵の形をしたPCスピーカーでデビューするや、その小さなサイズからはちょっとびっくりするくらいのパワーときれいなステレオ再現で、一躍、人気を得たブランド。その後、小型オーディオシステムなどでオーディオファンの支持を集めてきていたが、昨年、生産・販売がそれまでの東和電子から、インターアクションというスマホやデジカメのイメージセンサーの検査用光源装置などのIoT関連事業を中心に行う会社に移っていた。

 新モデルIA-BT7はつまり、その新生オラソニックの第一弾となるわけだが、前オラソニックを創始した山本喜則氏が率いるSOZOデザイン(東京)が開発に携わっていることも見逃せない。つまりは同ブランドの音にこだわる姿勢が貫徹されているといっていい。

 その音へのこだわりとして、まず目を引くのが、オーディオでは常識ともいえる木製キャビネットの採用。なぜ常識かというと、それは響きや音の質といった点で、プラスチックよりはるかに有利だからだ。そして前面バッフルはアルミ板として響きをコントロールしているのもオーディオ的なのである。05.22_Olasonic-03

 スピーカーユニットはステレオ左右が57mm径フルレンジ。小型でどうしても不足となる低音域については110mmという異例の大口径サブウーファー1基を使うほか、背面にはさらに低音を強化するためのパッシブラジエーターも積んでいる。05.22_Olasonic-04

 なお、いい音で再生することを優先したので充電池は内蔵しない。電源はACのみだ。

 そして作りだけでなく、アンプ系やBluetoothなどの電気回路も随所にオーディオ的なこだわりが見られる。アンプデバイスにはオーディオでも定評あるTI社製のTAS5782を使用。これを中高音用(10W×2)と低音用(20W)で個別に駆動するバイアンプで使い、この帯域の区分けについても音質への影響は抑えるべくデジタルで行われている。また、サンプルレートコンバーターも内蔵しており、入ってきたオーディオ信号は、デジタル(Bluetooth)、外部入力のアナログを問わず、ハイレゾ音源相当にコンバートされてから再生される。05.22_Olasonic-05-amp

 さらに、このデバイスはDSPによる超精密、高精度な音質調整ができるのだが、このチューニングにはその筋で有名なミキサーズラボが行い、実際にマスターのソースと聴き比べながらフィルターやEQの設定などのプログラミングを行っている。もちろんここにもSOZOデザインの技術が生きているわけだ。

 Bluetoothについてもレシーバーには通信技術で世界トップレベルのクァルコム社製CSR8675を採用。この部分全体のモジュール化を自社で行なっているのもこだわりだが、さらにこのチップをカスタマイズしてハイレゾ相当の高音質な伝送が可能なLDACとaptX HDの両方のコーデックに対応しているのも、IA-BT7ならでは。というのも、特にこだわりのないBluetooth製品では、こうしたカスタマイズのきかない中国や台湾の汎用部品が主流になっている。勢い、音質や伝送性能もそれなりとなってしまうわけだ。05.22_Olasonic-06-BT-mojule

 さて、今回は発売前のIA-BT7に触れる機会が得られたので、最後にインプレッションを付け加えておこう。まず、その外観は、ウォルナット突き板のサイドパネルにアルミバッフルが映える前面スピーカーの奇をてらわない落ち着いたモダンデザイン。無機的だったり、色使いが子供じみたりだったものから離れたアダルトテイストだ。ほかにはピアノ塗装のホワイト仕上げもあり、こちらも高級感があり今風のモダンなリビングにも合いそうだ。

 再生してみると、スマホやタブレット内蔵のスピーカーとは、音の存在感、質感からしてまるで違う。やや低音が多目に感じなくもないが、それだけに迫力や実体感、実在感がある。大きな音になっても歪む感じがなく気持ちがいい。

 前面にエネルギーが集中するので、歌声の息の感じ、かすれ具合などが再現され、ちゃんと人の声がする。さすがにこの大きさでクラシックの大オーケストラのバランス感やスケール感は難しいが、部屋の中を気持ちいい音で満たせるはず。歌ものやグループ、バンドのライブものなど、お気に入りの曲は、何度も聞き直したくなることだろう。

 Amazon Alexaスピーカーの外部出力をIA-BT7につなぐと、話しかけに応える女性の声がとても生々しくなる。とかく音楽などを聴くにはあまり音が芳しくないといわれる、この類いのAiスピーカーも、オーディオ級のさらに快適な音になるわけだ。スマホ(ワイヤレス)と切り替えて使えるので、これはうれしい。

 もうひとつ面白かったのは大型スマホの動画(ゲーム)の音声を再生したときのこと。スマホが極くごくパーソナルなマイクロシアターになるのだ。これが意外なほど迫力を増し、セリフなどの遅れも感じないので、映画などでも没入できる。05.22_Olasonic-02

 音楽は生活を豊かにしてくれる。「うーん、Bluetoothスピーカーは便利なのはわかるが音が……」とか「家のリビングに置きたいがデザインがねぇ」と考えていたアナタに、ぜひ店頭などでこの音を聴かれることをおススメしておきたい。


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