文化財鑑賞に新たなスタイル! 3D映像と融合した「風神雷神図屏風」を京都・建仁寺などで22日から公開

 俵屋宗達の代表作・国宝「風神雷神図屏風」(京都市・建仁寺所蔵、京都国立博物館に寄託)。力感あふれる風神と雷神の姿は、17世紀に描かれて以降、何世紀にもわたって見る者をうならせてきた。だが、今後はその作品世界を立体的に感じ取る、新たな鑑賞方法も加わることになりそうだ。

ホロレンズで体験できる世界①
ホロレンズで体験できる世界①

 ゴーグル型端末を着用して屏風(びょうぶ)を見ると、風神と雷神が、屏風の周りに風や雷を起こして雨を降らせ、作品の概念である「五穀豊穣」を体感できる―。そんな技術を博報堂と建仁寺が共同開発した。2月22日から、同寺などで一般公開される。

ホロレンズで体験できる世界②
ホロレンズで体験できる世界②

 ゴーグル型端末は、マイクロソフト社の「ホロレンズ」。現実世界とデジタルが融合した世界を多角的に見ることができる同社のMixed Reality(MR)技術を使い、文化財鑑賞の新しいスタイルを提案していこうと、昨年7月から博報堂と建仁寺で共同研究が進められてきた。

 今回公開される映像は、約10分間。ホロレンズを着用した体験者は、現実の屏風(複製)と3Dグラフィックが融合した世界の中で、3D撮影された建仁寺の僧侶から、俵屋宗達の制作意図や作品に込められた願いについて解説を受ける。宗達に影響を受けて描かれた18世紀の尾形光琳や、19世紀の酒井抱一ら琳派による別の「風神雷神図屏風」もそれぞれの所蔵先からデータを借り、3D世界の中で3つの作品を並べて鑑賞するという貴重な体験もできる。

3D撮影された僧侶が作品について解説
3D撮影された僧侶が作品について解説

 21日に建仁寺で行われた完成披露発表会で、日本マイクロソフト社の平野拓也社長は、国内での発売から1年が過ぎたホロレンズについて、「医療・建築・製造・教育などの分野でさまざまなユニークな使い方をされている」と実例を挙げながら説明。博報堂エグゼクティブ クリエイティブ・ディレクターの須田和博氏は、「MRを利用したアクティブ・ラーニングを、学びの新しいスタイルとして教育の分野で広めていきたい」と今後の展望を語った。

ホロレンズを手にした建仁寺、博報堂、マイクロソフト社、京都国立博物館の関係者たち
ホロレンズを手にした建仁寺、博報堂、マイクロソフト社、京都国立博物館の関係者たち

 「MRミュージアム in 京都」と題されたこの映像の一般公開は、建仁寺で2月22~24日まで。京都国立博物館(京都市)で2月28日~3月2日まで。MR体験は無料でできるが、拝観料や観覧料が別途かかる。


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