パート・アルバイトを繋ぎとめるために

10568002114貴重な戦力のパートに長く勤めてもらうコツ

 パート・アルバイト(以下「パート」)は企業にとって重要な戦力です。しかし、帰属意識が低く、突然退職してしまうリスクがあります。企業側は積極的にパートのモチベーションをコントロールし、長く働いてもらえるようにすることが重要です。

 パートのモチベーションは、次のようなものに影響されます。

1.仕事内容
2.給与・評価制度
3.休暇の自由度や勤務時間帯
4.(管理者とパート、パート同士の)人間関係

 多くのパートが「仕事内容」や「給与・評価制度」を重視しています。特に、主婦層や若者などは、仕事以外の時間を優先しがちで、「休暇の自由度や勤務時間帯」を重視する傾向もあります。

 その他、パート同士が友人になることもあるため、職場の「人間関係」がモチベーションに与える影響が大きい傾向もあります。

仕事内容に対してモチベーションを持たせるには

 高いモチベーションで取り組めると思われる仕事を、パート各人に割り当てるようにしましょう。意欲的に取り組むことができるため、成果が上がりやすく、それが好循環する効果も期待できます。

 一方で、一度に多くの仕事を割り当てると、ミスをした時にモチベーションが低下する危険性があります。パートには仕事を少しずつ割り当て、成功体験を重ねさせて、1つひとつ課題をこなしていることを意識させましょう。

給与・評価制度に対してモチベーションを持たせるには

 給与が上がることは誰もがうれしいことであり、業務量が大幅に増えるなどのマイナス面が大きくならない限り、モチベーションは高まります。ただし、しばらくするとその給与水準に慣れてしまうので、一般的に効果は長続きしません。

 とはいえ、まったく昇給しないと、「どれだけ働いても結局同じ」という意識が芽生え、仕事の生産性や品質に影を落とすことになります。重要なのは昇給改定の頻度と昇給額で、頻度を高くし、昇給額は小さくするのがポイントです。

 例えば、パートの昇給は3カ月または6カ月単位で評価を行い、昇給額は時給で数十円~数百円の範囲に抑えるのがよいでしょう。

 パートの評価は、「公平」であることが重要です。「公平」を期すためには、「できるだけ目に見える評価指標を設定して給与に反映させる」「評価の理由を個別に十分説明する」などの点に配慮しましょう。

休暇の自由度や勤務時間帯に対してモチベーションを持たせるには

 パートは、正社員よりも休暇・勤務時間の面で融通が利くと考えがちです。そのため、休暇がとりにくかったり、急な残業やシフト変更が続いたりすると、モチベーションが低下してしまうでしょう。

 就業時間以降は、家庭やプライベートの予定が入っている場合も多いので、急な残業やシフト変更はできるだけ避け、休暇は申請があれば可能な限り与えるようにしましょう。

 ただし、他のパートとの公平を保つため、休暇は1週間前に申請する、繁忙期はできるだけ避けるといった、あらかじめ一定のルールを設けましょう。

人間関係に対してモチベーションを持たせるには

 人間関係は、モチベーションに大きな影響を与える要素のため、職場の人間関係を良好に保つことが不可欠です。パートの人間関係においては、おもに「管理者とパート」「パート同士」の2つの関係に注意します。

 まず、管理者とパートとの人間関係で注意すべき点は、普段からパートに積極的に声をかけて、距離を縮める努力をすることです。パートに対して「自分のことをいつも気にかけてくれている」といった印象を与えることで、日々の指導などに対しても耳を傾けてくれるようになります。

 ただし、どのパートに対しても、公平に声をかけるように意識しましょう。管理者に悪気がなくても、他のパートが「Aさんばかりに声をかけている(ひいきしている)」と感じれば、管理者と他のパートや、パート同士の関係が悪化する恐れがあるため、注意が必要です。

 また、パート同士の人間関係が悪化している場合は、管理者が不在の時にさらに悪化することがあるので、細心の注意を払います。業務に支障が出るほどこじれてしまうと、関係修復は難しくなります。こじれる気配を素早く感じ取ることができるように、管理者のもとにさまざまな情報が入りやすい環境をつくっておきます。

 もし、人間関係が悪化しているようなら、管理者がそれぞれ個別に事情を聞き、関係修復の橋渡し役となります。

 それでも解決しなければ、当事者と管理者で話し合います。その際は、管理者はできるだけ一方から意見を聞き、それに対する意見をもう一方に聞くことにし、当事者同士で徐々に話させるようにしましょう。それでも修復できない場合は、最悪の場合どちらかに退職してもらうことも検討しなければなりません。

メンバー全員が生き生きと働ける職場づくりのために管理者が心がけること

 これまで、パートのモチベーションに影響を与える要因と、その対処方法について考えてきました。どの要因にも共通するのは「(企業・管理者は)自分のことを考えてくれている」「自分は公平に扱われ、必要とされている」と感じてもらうことだといえるでしょう。

 大半の人は、自分のためを思ってくれる人に親近感を持ち、「その人の期待に応えたい」という気持ちが芽生えるようになります。一方で、「自分以外の人ばかり気にしている」と感じると、モチベーションは低下します。

 意欲の原動力であるモチベーションは、移ろいやすくつかみどころのないものです。管理者は気持ちよく働いてもらえる職場づくりを目指し、パート各人の気持ちの変化を捉えることを心がけましょう。

筆者:日本情報マート

経営者の意思決定に役立つ情報を発信。金融機関にも提供。
また年間200件を超える調査も実施。
http://www.jim.jp/

 


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